今日は、銀座のApple Storeで、『舟を編む』主演の松田龍平さんと石井裕也監督のトークイベントがありました。この映画について、媒体の取材ではなく、一般のお客さまの前でお話するイベントは今日が初めて。会場にぎっしり集まっていただいたお客さまは、本当に熱心にお話を聞いてくださって、最後は松田さんと監督の会話の不思議な間に笑いも起きて、アップルストアのオシャレな空間で繰り広げられているトークなのに、どこかナチュラルであったかい空気が素敵でした。松田さんと石井監督は、1983年生まれの同い年コンビ。「一緒にお仕事をしてみて、同い年ならではの何か感じたことはありましたか?」という質問に、「同い年だからどうということではなくて、石井さんが難あり・・・」と、言っていた松田さんが印象的でした。撮影前も撮影中も役のイメージなどについて、相当議論を重ねたようで。松田さんが言ったことを監督が一旦持ち帰って、時間を置いて反論、ということもあったようで。思ったことをそのままぶつけあえるのも、自分に対する自信と、お互いへの信頼があるからこそ。そういう主演俳優と監督って最高だなと、なんだか見ていてうらやましくなりました。やっぱりその関係性は作品に表れるものですね。監督も「大変だったけど楽しくて、ふたりでいい映画を作ろう!って思った気持ちの結論みたいなものが映画に出ていると思います」と言い切っている姿がカッコよかったです。来週はいよいよ完成披露試写会!楽しみです。