今年5月に公開された映画『レンタネコ』のブルーレイ&DVDおよびそのスピンオフとして前3回にわたって放送された「ハナシネコ」DVDの発売を記念して、12月11日(火)、主演の市川実日子と共演の田中圭によるトークイベントがタワーレコード渋谷にて開催。エンディングテーマ「東京ドドンパ娘」を歌った平井ひらりも来場し、生歌を披露した。寂しい人にネコを貸す“レンタネコ屋”を営むサヨコと、様々な事情を抱えたレンタル希望者たちの人間模様を描いた本作。ベルリン国際映画祭を始め、各国の映画祭にも出品され注目を集めており、つい最近もアメリカ・サンフランシスコ郊外のミルバレー映画祭で上映され荻上直子監督と市川さんが現地を訪れた。レンタネコ屋という非現実的な設定の役柄にも、市川さんは「荻上監督だから不思議じゃなくなるんだろうなと思った」と“荻上ワールド”の魔法を全面的に信頼して撮影に入ったという。監督から言われたこととして「『市川さんの変なところは残したい』と言われたけど自分では分からなかったです(苦笑)。『大人になる一歩手前の女性としての市川さんを残せる最後の機会のつもりで書いた』と言っていただけたのは嬉しかったです」と明かした。田中さんは初の荻上作品出演となったが「現場に居たのは2日くらいだったんですが流れている空気感が好きで、身をゆだねていればお芝居ができました」とふり返る。市川さんとも初共演だが「僕の持っていた勝手なイメージの市川さんよりもすごくしっかりした方でした(笑)」と印象を語り、「ショックです(苦笑)!」と市川さんを嘆かせていた。平井さんは普段はオペラ歌手として活躍しており、荻上監督とはアメリカの大学院に通っていた頃からの20年来の付き合い。監督のネコ好きが高じて製作された本作だが、そもそも監督がネコを好きになるきっかけを作ったのも平井さんだったとか。「(オペラの)コンサートツアーに出るときにうちのネコを荻上さんに預かってもらったんですが、かわいすぎて手離せなくなってしまったんです」と明かす。結局、そのネコは平井さんの元に返されることなく荻上さんの元で飼われ続けて数年前に天寿を全うした。初めて聞いた意外なウラ話に「誘拐ですよね。永久レンタル?」(田中さん)、「罪深いですねぇ(笑)」(市川さん)と驚愕していた。『レンタネコ』ブルーレイ&DVD、「ハナシネコ」DVDは発売中。『レンタネコ』[ブルーレイ]発売中価格:6,090円(税込)販売元:バップ『レンタネコ』[DVD]発売中価格:5,040円(税込)販売元:バップ「ハナシネコ」[DVD]発売中価格:5,040円(税込)販売元:バップ公式サイト:http://rentaneko.com/