イタリアを代表するファッションジャーナリスト、アンナ・ピアッジが81歳で亡くなった。華やかなブルーヘアにエキセントリックなスタイルで常にファッション業界を牽引してきたアンナがミラノの自宅で7日(現地時間)未明に逝去したのを受け、ディタ・フォン・ティースが追悼の意を自身のツイッターで示すなど、多くの追悼が届いている。「私の美とファッションのアイコンであるアンナ・ピアッジが亡くなったなんてとても悲しい。彼女はグラマーでエキセントリックの極みだったわ」(ディタ)。アンナはイタリアにヴィンテージ・ファッションをもたらしただけではなく、イタリア版「Vogue」ではファッション・ライターとして活躍しており、同誌でアンナが連載するコラムを担当していた編集長フランカ・ソッツァーニもツイッターに追悼のコメントを残している。「私たちは23年間も一緒に仕事してきたのよ。いくつものコラムを一緒にやったの。決してあなたを忘れないわ、アンナ」。2006年にはロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館でアンナのユニークなスタイルを賞賛した展示会「アンナ・ピアッジ・ファッショノロジー」が開催され、アンナの私服のほか、ヴィンテージ服や「バレンシアガ」「フェンディ」、「ジョンガリアーノ」、「ポール ポワレ」などのクチュール・コレクションなどが展示されていた。