2006年に公開された映画『フラガール』では、炭鉱閉山に伴う新たなビジネスとして設立された常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の創設時の様子が描かれ、多くの感動をもたらした。スパリゾートハワイアンズは今回の震災を受け、非難住民に一部施設を提供しながら営業再開に向けて動き出したが、この状況は奇しくも映画で描かれた危機的な状況と重なるものでもある。今回、彼らの姿を4か月間にわたり追い続けたのは、数多くのドキュメンタリーや映画に携わってきた小林正樹。音楽では、『フラガール』に引き続き、祖母が福島県出身で自身も積極的な支援活動を行っているジェイク・シマブクロが担当しているほか、仙台出身のアーティスト・Rakeが主題歌「100万回の『I love you』」で本作を応援。さらに、『フラガール』でお世話になった方々のために役に立ちたいという思いのもと、蒼井優がナレーションとして参加している。