24日までカリフォルニア州サンディエゴで開催された「コミコン2011(Comic-Con International2011)」で、最終日前日の23日、ハリソン・フォードとダニエル・クレイグ主演のSF西部劇『カウボーイ&エイリアン』のプレミア上映が行われた。「コミコン」は、アニメやコミックなどキャラクター中心のコンテンツを扱うイベントで、新作映画のお披露目や製作中の話題作の情報をいち早く得られる場でもある。人気グラフィック・ノベルを『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴロー監督がハリソンとダニエルを起用した『カウボーイ&エイリアン』はまさにおあつらえ向きの一作。会場のサンディエゴ・シヴィック・シアターには、主演の2人はもちろん、共演のオリヴィア・ワイルド、サム・ロックウェル、ファヴロー監督も登場した。妻のキャリスタ・フロックハートと一緒にレッド・カーペットに姿を見せたハリソンは、自身が演じた19世紀の砂漠の街を支配する大佐役が当初ムチを持つ設定だったことに言及、「その案はすぐなくなったよ。話し合うまでもない」と、当たり役の1つであるインディアナ・ジョーンズを彷彿とさせる小道具使用は却下した。「でも、帽子はかぶらなきゃならなかったね」と、インディアナ・ジョーンズのトレードマークとの完全なる訣別は果たせなかったようだ。砂漠の街にさまよい込む記憶をなくした男を演じたダニエルは、つい先日挙式したばかりの妻、レイチェル・ワイズとのツーショットが期待されたが、レッドカーペットにはひとりで現われた。映画は全米で29日より、日本では10月22日(土)より公開予定。写真は23日行われた『カウボーイ&エイリアン』ワールドプレミアに登場したキャリスタ・フロックハート&ハリソン・フォード。© Startraks/AFLO