『アナザー・カントリー』から27年。私が好きだったコリン・ファースが戻ってきました…というお話は前回しましたね。1985年に日本公開された耽美的な男たちの世界を描いた作品は、その3年後に公開されヒュー・グラントを輩出した『モーリス』と共に話題を集めました。いずれも、それまでなかなか描かれることのなかったゲイの世界を、美しく切なく描いた画期的な作品。当時は、私の周囲では『アナザー・カントリー』派と『モーリス』派に分かれていたと思いますが、私は断然『アナザー・カントリー』派。学内で英雄的な存在だったエリート青年(ルパート・エヴェレット)が、美しい青年に恋し共産主義に傾いていく様を見守る親友がコリン・ファースで、登場するキャストの美しさが別格でした。(実は、『アナザー・カントリー』VS『モーリス』という構図を考えると、後に『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズにおける、コリン・ファースVSヒュー・グラントという構図は、極めて面白く感じるというわけです。全くの余談ですが。)
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