傑作ミュージカルを映画化した『NINE ナイン』のジャパン・プレミアが3月17日(水)に都内で開催された。レッドカーペットには各界の著名人やミュージカル「ナイン」になじみの深い俳優・女優などが登場し、イベントに花を添えた。会場のレッドカーペット脇には、実際に劇中で使用された、女優陣の衣裳や高級ブランド「ショパール」の特注ジュエリーが展示され、カーペット脇に陣取った観客のため息を誘っていた。ゲストの一人、吉川ひなのは登場するやこの日のファッションのポイントを聞かれ「豪華な映画に合わせて大きなイヤリングがポイント。豪華なニセモノです(笑)」と語り、「女優陣が楽しみ!」とこれから鑑賞する映画への期待を口にした。数々のミュージカルに出演してきた女優の木の実ナナに付き添われ登場したのは、1983年初演のミュージカル「ナイン」で、映画ではダニエル・デイ=ルイスが演じている主人公のグイドを演じた俳優の細川俊之。役を受けた当時をふり返り「最初は誰がやるのかと思ってたら、僕に決まったと聞いてどうしようかと思いました」と懐かしそうにしみじみと語った。木の実さんは「ソフィア・ローレンが楽しみです」と笑顔を見せた。ピンクレディーとして一世を風靡したMIE(ミー)さんも、舞台版の「ナイン」に出演したことがあり、今回、ニコール・キッドマンが演じているクラウディアに扮した。「あんなに素敵な女優さんが、どんな風に演じているのか? 楽しみです」と語った。女優の石原真理、タレントの山本モナなどがレッドカーペットを歩いたが、衣裳が話題の映画とあって、各人、凝った衣裳で登場し会場の歓声を浴びていた。女優陣のトリを務めたのは、本作の監督を務めるロブ・マーシャルがメガホンを握った『SAYURI』でハリウッド映画初出演を果たした桃井かおり。「実は、『SAYURI』を撮ってるときから『カオリ、次は踊るよ!』と言ってらしたので自分が出るものとばかり思ってました。もう完成したってことは出ないのね。帰ったらロブに電話して、今度、高いご飯でもごちそうしてもらおうかと思います」と桃井節でまくしたてた。『NINE ナイン』は3月19日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。