日本の文学史に輝く文豪による近代文学の傑作短編小説6本を、向井理を始めとする旬の実力派俳優を配して映像化する連続ドラマ「Bungo -日本文学シネマ-」の放送がTBSおよびBS-TBSで2月から始まる。このドラマの主題歌を、いきものがかりが担当することが決定し、あわせてボーカルの吉岡聖恵が本ドラマのナレーションを務めることも決まった。“文豪を演る!!”というコンセプトの下、太宰治の「黄金風景」(写真)、芥川龍之介の「魔術」、梶井基次郎の「檸檬」、谷崎潤一郎の「冨美子の足」、森鴎外の「高瀬舟」、そして再び太宰の「グッド・バイ」という6篇を1日1話ずつ放送。それぞれの主演には向井理と優香、塚本高史、佐藤隆太、加藤ローサ、成宮寛貴、そして山崎まさよしと水川あさみという旬な顔ぶれが並ぶ。長編小説に比べて私小説的な要素が色濃く、作家の素の部分が顕著にあらわれているとも言える短編小説の映像化とあって、「主人公≒作家」という視点でこの出演陣を眺めてみるのも面白そう。主題歌は、昨年末にリリースされたいきものがかりにとって4枚目のアルバム「ハジマリノウタ」に収録されている「真昼の月」。主題歌とあわせてナレーションも担当した吉岡さんは高校時代、放送部に所属していたということだが「メロディなしで言葉を伝えるナレーションというものはとても新鮮な体験だった」とふり返った。豪華キャストの演技に彩りを加えるナレーションと主題歌にも注目したい。連続ドラマ「Bungo -日本文学シネマ-」はTBSにて2月15日(月)深夜より、BS-TBSにて2月20日(土)より放送。「Bungo -日本文学シネマ-」公式サイトhttp://www.bungo.jp/© 日本文学シネマ製作委員会