スイスのバーゼルで10日から開催中の現代アートの見本市「アート・バーゼル」。9日に行われた内覧会にブラッド・ピットが現われた。居合わせたファンたちに求められるまま記念撮影に応じるなど、気さくな様子のブラピは展示された作品を入念に見て回り、旧東ドイツ出身のアーティスト、ネオ・ラウフの油彩画「Etappe」に目を留めた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙電子版のブログによると、これは1998年の作品で、F1の赤いレースカーに乗ったドライバーの周囲で様々な色のホースを抱えたスタッフが働く姿を描いたもの。しばらくこの絵画を眺めた後、一度は立ち去ったブラピだが、数分後にロサンゼルスの有名なコレクターであるブロード夫妻を伴って戻ってくると、何事か話し合い、その場を離れた。ブロード氏は「私たちはラウフの作品をすでに4つ所有していると伝えた。もし、あなたが買わないなら、私たちが購入するつもりだ、ともね」と言う。このひと言が後押しになったようで、ブラピは「Etappe」を95万6,000ドルで購入したという。ちなみにアンジーは4日に34回目の誕生日を迎えたばかり。もしかしたら、少し遅めの誕生日プレゼントかもしれない。© Reuters/AFLO