レオナルド・ディカプリオが『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督の新作『Inception』(原題)への主演に向けて、交渉の最終段階に入っているとHollywood Reporter誌が報じた。ストーリーの詳細については伏せられているが、“深層心理”にまつわるSFアクションで、ノーランが脚本も手がける。ノーランと夫人のエマ・トーマスが『ダークナイト』に続いてコンビでプロデューサーも務め、今夏から撮影開始予定だ。ここ数年、マーティン・スコセッシやリドリー・スコットなど、大御所と組んで骨太な社会派作品を作ってきたレオだが、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』のサム・メンデスは1965年生まれ、そしてノーランは70年生まれで、74年生まれのレオとは歳が近い。ほぼ同世代の監督と組み、SFアクションという新境地開拓で、いままでにない姿を見せてくれそうだ。先月開催された第59回ベルリン国際映画祭におけるチャリティ・イベント「Cinema for Peace」に出席したレオ。© Splash/AFLO