15日に閉幕した第59回ベルリン国際映画祭。期間中の9日に開催されたチャリティ・イベント「Cinema for Peace」で、レオナルド・ディカプリオが国際グリーン映画賞(International Green Film Award)を受賞した。環境問題へ強い関心を持ち、ドキュメンタリー映画『The 11th Hour』の製作をはじめ、様々な取り組みで問題提起を続けてきたことを評価されての受賞で、レオはプレゼンターを務めたミハイル・ゴルバチョフ氏から賞を受け取った。『The 11th Hour』は地球温暖化防止について政治家や科学者、環境運動活動家などの幅広い意見を取り扱った作品。レオもこの問題については一家言があり、「(省エネのための)ひとりひとりの小さな努力も大切ですが、同時に新しいテクノロジーをサポートしていかなければなりません」とスピーチした。彼が例にあげたのは自動車。「多くの人が運転している車のテクノロジーは100年前のものです。いまこそ、新しい技術を駆使して、奇跡の車を作り出す時期です」と語った。ちなみに帰国したレオは13日にニューヨークで目撃されたが、このときの彼の移動手段は自動車ではなく自転車。親友のルーカス・ハースとヘルメット着用で自在に街中を動き回っていた。言行一致。さすがである。ゴルバチョフ氏からトロフィーを受け取ったレオ。© Reuters/AFLO