「ヴェロニカ・マーズ」の注目ポイントと言えば、何はともあれ、主人公ヴェロニカ・マーズを演じるクリスティン・ベル。タイトルだって“ヴェロニカ・マーズ”なのですから、彼女に注目しないわけにはいきません。ちなみに、ヒロインの名前をタイトルにする米ドラマは多く、弁護士アリー・マクビールが主人公の“Ally McBeal”(邦題「アリーmyラブ」)や、女子大生フェリシティ・ポーターのキャンパスライフを描く“Felicity”(邦題「フェリシティの青春」)など、そのものずばりなものから、おブスなベティ・スアレスの外見評価を無意味なものとして笑い飛ばす“Ugly Betty”(邦題「アグリー・ベティ」)や、外科研修生メレディス・グレイと有名な医学書“Gray's Anatomy”をかけた“Grey's Anatomy”(邦題「グレイズ・アナトミー」)など、ひと技きかせたものまで様々です。ヒロインの名前を冠した作品に共通して言えるのは、ヒロインたちがそれぞれ強烈な個性を放ち、キュートな魅力を振りまいていること。「ヴェロニカ・マーズ」も、もちろんそうです。女子高生探偵として活躍し、親友の死の謎を探りながら、複雑なハイスクールライフを送るヴェロニカは、誰もが目を離せないチャーミングな女の子。西海岸の女子高生にしてはキャピキャピしたところがなく、世を拗ねたやさぐれっ子ぶりの中に、深い悲しみと怒りを抱えたヴェロニカには、どこか特別な雰囲気があるからこそ、学園の内でも外でも常に“ストーリー”を生む存在となっているのかもしれません。演じるクリスティン・ベルはタイトルとして掲げるにふさわしいヴェロニカ・マーズに、繊細な女子高生のかわいらしさと探偵ものヒロインのクールな魅力を添えています。ヴェロニカ役をきっかけに全米ティーンのアイコンとなったクリスティンは、現在28歳。放送開始当時、すでに24歳でしたが、元気に女子高生していたのは彼女のベビーフェイスと演技力のなせる業でしょうか…。さておき、売れっ子女優道をひた走るクリスティンは、現在「HEROES/ヒーローズ」に超能力者エル・ビショップ役で出演中。「ヴェロニカ・マーズ」終了後、「HEROES/ヒーローズ」と「LOST」の人気ドラマ2作から出演オファーを受けた彼女は、「面白そうだから!」という理由で前者を選んだそうです。また、主役の張れる女優としてハリウッドから期待されるクリスティンは出演映画も続々待機中。ヴェロニカ同様、いま最も目の離せない存在です。「ヴェロニカ・マーズ」公式サイトhttp://veronica-mars.jp/毎週月曜日21:00〜(字幕版)毎週木曜日毎週木曜深夜0:00AM〜(二か国語/吹替版)ほかAXNにて独占放送中「ヴェロニカ・マーズ <ファースト・シーズン> Vol.1」DVD価格:980円(税込) 発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ発売日:9月10日(水)© 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
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