不器用で、どこか世間からはみだした男女の恋愛を描いた、恋のユル騒ぎムービー『全然大丈夫』。現在、シネクイントほか全国にて公開中の本作に出演した、人気急上昇中のお笑い芸人、鳥居みゆきが共演の吉川正洋(ダーリンハニー)とともにトークイベントに登場し、爆笑トークを繰り広げた。毒舌と放送禁止ギリギリの過激なネタで話題となり、先日開催された「R-1ぐらんぷり」では女性で唯一の決勝進出を果たしたばかりの鳥居さん。この日もおなじみの真っ白なパジャマ、手には包帯だらけのテディベアのキャラクター“マサコ”の姿で登場した。鳥居さんが本作で演じるのは、蟹江敬三さん扮する古本屋の店主・英太郎がふらりと出た旅先で出逢い、いつの間にか彼とデュエットを組んでいる、という名もない謎の女性。「実は映画はまだ観てないけど、自分の出番が少ないのは知ってます(笑)。共演した蟹江敬三さんに『演技が出来なくてごめんね』ってタメ口で言ったんだけど、『全然大丈夫だよ』と言ってくれて、すごく優しかったです」と本作について語った。セリフは無くとも、その独特の出で立ちで強烈な存在感を残す鳥居さん。もし持ちネタの“まさこ”が映画化となったら「まさこを映画化するなら、石田えりさん! それかミラ・ジョヴォヴィッチに(ネタの決めゼリフ)『ヒット・エンド・ラーン!』って言ってほしいですね」とイメージはバッチリ。また、次に映画出演するなら「自動販売機に挟まってるような普通の人の役をやりたいです」と、これまた珍答が返ってきた。本作のテーマは何と言っても“憩い”。鳥居さんにとっての憩いのときは? との質問には「私の憩えるときは、電車のつなぎ目でネタの練習をしてるときですね。あそこならいくら大声出してもいいので『ヒット・エンド・ラーン!』の練習をしてます。見かけたら声かけてください!」と、最後まで鳥居ワールド全開のトークで会場を笑いで包んだ。劇中でもユル笑い必至の『全然大丈夫』は、シネクイントほか全国にて公開中。