大友克洋の人気マンガで、大友によって長編アニメ映画化され、欧米のジャパニメーション・ブームの火付け役にもなった『AKIRA』。いままで何度となくうわさになっていたハリウッドでの実写映画化が、ついに実現に向けて始動した。現在映画化権を所有しているのはアメリカのワーナー・ブラザース社。レオナルド・ディカプリオがプロデューサーの1人に名乗りをあげている。監督はCM界ではベテラン・ディレクターとして知られ、2001年のアカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされたこともあるアイルランド出身のルエリ・ロビンソン(Ruairi Robinson)で、これが長編デビュー作となる。原作の「ニュー・トーキョー」から、ジャパン・マネーで再興された「ニュー・マンハッタン」に舞台を移し、全6巻の物語を前後編の二部作として製作し、第1弾は来夏の公開を予定している。キャストは現時点では不明だが、ディカプリオは何らかの役で出演するのではないかと見られている。年齢的に考えると、主演はちょっと難しいかもしれないが。2月9日にウエストハリウッドをルーカス・ハースと一緒にバイクで走っていたディカプリオ。最近、このバイクがお気に入りのようで、街を走っている姿がしばしば見かけられている。© Splash/AFLO