思わぬ祝福に林遣都ビックリ　『ちーちゃんは悠久の向こう』完成披露試写

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2007.12.4 Tue 21:44

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10代であらゆる新人賞を総なめにし、その類まれなる世界観で若い世代から熱い支持を受ける、新鋭・日日日（あきら）。彼が高校在学時に書き上げたデビュー作を、仲里依紗と林遣都という、フレッシュな2人を主演に迎えて映画化した『ちーちゃんは悠久の向こう』の完成披露試写会が12月2日（日）に開催され、兼重淳監督を筆頭に、仲さん、林さん、そして主題歌を手がけた奥華子さんが舞台挨拶に登壇した。

この夏公開された『バッテリー』の頃より幾分たくましくなったような面持ちの林さん。本作では仲さん演じるちーちゃんに振り回されながらも信頼を寄せる幼なじみのモンちゃんを演じている。実年齢では一つ年上の仲さんとの共演について「女の子と一緒に演技するのは、プレッシャーでした。どんな人だろうって不安が大きかったです。しかも“年上”って聞いて『ウワ〜！』って（笑）。でも、仲さんが現場を盛り上げてくれて、（仲さんが）ちーちゃんで良かったです」と劇中同様、絶大な信頼を寄せている様子。

そんな林さんに向かって「初めて会ったときは、すごい美男子でビックリしました。隣に並べない！　って思って（笑）。でも、林くんと“ちーちゃん・モンちゃん”をやれて良かったです」と仲さん。ヒロイン役のボイスキャストとして抜擢された大ヒットアニメ『時をかける少女』に続き、本作では実写映画初主演を果たした。自身の演じた役柄については「オカルト大好きなところや、思い立ったらすぐ行動するところが自分と少し似ていて、演じやすくて入りやすかったです」と話した。

「この作品は、仲里依紗と林遣都の2人の映画です。2人の掛け合いや空気感、距離感を大切にしました。その辺りに注目してほしいです」と語るのは兼重監督。若き有望な2人のキャスティング理由を「2人とも一目惚れで決めました。仲さんはCMを見て、林くんは事務所に行く途中でふらっと横の道から出てきて、その瞬間に時間が止まって…」と語る。また、奥さんは「監督さんと何度もやりとりをして曲を作りました。観終わった後に、いろいろな思いで、人それぞれ違うように捉えられるような曲にしたいという気持ちで作りました」と曲に込めた思いを語ってくれた。

そして、12月6日（木）に17歳の誕生日を迎える林さんに、サプライズプレゼントとして客席からバースデイソングの大合唱と花束が贈られるシーンも。これには林さんも「こんなにたくさんの人に誕生日を祝ってもらったのは初めてなので、嬉しいです。17歳になりました！」と興奮した様子を見せた。さらに、奥さんが本作のために書き下ろした「空に光るクローバー」を披露し、会場に一足早いクリスマスプレゼントが届けられた。

「心温まるピュアなラブストーリーです」と林さんが語る『ちーちゃんは悠久の向こう』は、1月19日（土）よりシアターN渋谷、シネマート新宿ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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