世界中を涙させたジョン・レノン殺害事件の真実に迫った衝撃作『チャプター27』。最も敬愛するアーティストを自らの手で殺めてしまった男、マーク・デイヴィッド・チャップマンの深層心理が、本人のインタビューを基に忠実に描かれる。本作で、このチャップマンを演じるのは、知的な演技派として知られ、最近ではバンド「30 Seconds To Mars」のボーカルとして音楽活動にも精力的な、ジャレッド・レト。名だたる俳優陣を前に圧倒的な存在感を示した『レクイエム・フォー・ドリーム』('00)以来の主演作とあって、執念の役作りで本作に挑んだ。チャップマンになりきるため、本人のインタビュー映像から、仕草や話し方まで徹底的に研究し、顔に特殊メイキャップを施して撮影に挑んだ。しかし何よりも30キロもの体重の増量という挑戦に、彼の役者魂を感じずにはいられない。
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