アル・パチーノが、20世紀を代表するシュールレアリスト芸術家、サルバドール・ダリを演じる。タイトルは『Dali & I: The Surreal Story』(原題)で、2002年にパチーノ主演で『シモーヌ』を撮ったアンドリュー・ニコル監督(『ガタカ』)がメガホンをとる。ダリの晩年(1960〜80年代)に焦点を当て、当時カタロニアで彼の隣人だったベルギー出身の若きアート・ディーラー兼ジャーナリストのスタン・ラウリセンスをキリアン・マーフィが演じる。ラウリセンス本人は1998年に映画の原作にあたる「Dali en ik(オランダ語で“ダリと私”の意)」を出版している。1982年に亡くなったダリのミューズだった妻・ガラの配役は未定。撮影は08年早々に開始、スペインやニューヨークでロケを予定している。9月16日、コネティカットでロバート・デ・ニーロ、カーラ・グギノ共演のドラマ『Righteous Kill』(原題)を撮影中のパチーノ。© Splash/AFLO