「愛する夫と子供の存在が私の幸せのレシピ」キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ来日会見

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2007.9.20 Thu 12:41

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完璧主義者で仕事一筋、これまで自分一人で全てをこなしてきた女料理長・ケイト。だが、仕事・私生活両面において突如訪れた環境の変化をきっかけに、少しずつ周囲に心を開き始める。ニューヨークのレストランを舞台にしたハートウォーミング・ストーリー『幸せのレシピ』。9月29日（土）の公開を前にキャサリン・ゼタ＝ジョーンズが来日し、前日開催されたジャパンプレミアに引き続き、9月19日（水）に記者会見に出席した。

本作のケイト役を「今までのどの役とも異なる役だった」と語るキャサリンだが、ケイトに対して共感を感じているという。「彼女は完璧主義者で仕事人間。彼女ほどとは言わないけれど、結婚前は私も仕事一筋で自分のことばかり考えていたわ。でも時とともに他人を受け入れ、大切な人に愛を捧げるようになって、彼女と同じように人との壁を振り払って変わることができたの。そういう意味でケイトの生き方は自分と重なるものがあったわ」。撮影を通して料理の腕にも自信がついたというキャサリン。「夫（＝マイケル・ダグラス）には『結婚して7年かかってやっと料理できるようになったんだね』って言われるし、子供たちも『ママ、今までこんな風に料理してくれることなかったよね』って言うの」。ちなみにコックの役作りのために一流レストランで修行し、ウエイトレスまでやったというが、騒ぎにならなかったのだろうか？　「それが、みんなメニューを読むのに夢中で私に気づかないの（笑）。1時間くらい働いたところで『キャサリン・ゼタ＝ジョーンズに似てるって言われない？』と聞かれたわ。『しょっちゅう言われるの』と返したんだけど（笑）」。

役作りだけでなく、レストランのシーンの撮影についても、こんなハプニングを紹介してくれた。「すごくたくさんのエキストラがいる中で、観光客が本物のレストランと間違えて入ってきちゃったのよ！　『予約したいんですけど』って。監督はすぐに『カット!!』って叫んで、私はその人たちに自己紹介して、本物のコックじゃないって説明したのよ」。

アーロン・エッカート、アビゲイル・ブレスリンとの共演も楽しみな本作。2人についてキャサリンは「アビゲイルはものすごい才能の持ち主よ。でもスレてなくていい子なの。アーロンが料理の練習で何度も指を切ったこと？　あれは自業自得よ（笑）。彼、料理の練習のためのキャンプに14本も自前の包丁を持ってきたのよ」と笑った。会見の最後には、9月25日（木）に誕生日を迎えるキャサリンのためにバースデイケーキが用意された。38歳を迎える彼女に美しさの秘訣を尋ねてみると「人間、幸せだとそれが自信になって外面にも表れるものだと思うわ。私はいまの自分のことを結構気に入ってるけど、こうして自分を幸せだと感じることが、落ち着きや美しさとして外面に出ているのなら嬉しいわね。それから素晴らしいヘアメイクの存在。これが美しさの秘訣かしらね（笑）」。そして「愛する夫と2人の子供たちのことを考えると幸せな気分になれる」と自身にとっての“幸せのレシピ”を語ってくれたキャサリン。本作は9月29日（土）より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。

《photo：Hirarock》