70年代を象徴するブルース・リーによるカンフー旋風、『酔拳』のジャッキー・チェンに香港ノワール・ブームの到来した80年代、そしてウォン・カーウァイやアンドリュー・ラウらニューウェイブの登場など、半世紀近くに及ぶ日本における公開の歴史の中で、数多くの人々を魅了してきた香港映画。香港が特別行政区として中国に返還されて10年という節目を迎える今年、これを記念して、本国未公開の作品を含む、4本の厳選された作品を上映する「香港映画祭 HONG KONG FILM FESTIVAL」が、10月に開幕する東京国際映画祭とのコラボレーションで開催される。