夏の風物詩とも言える夏の甲子園は稀に見る大逆転劇で幕を閉じたが、永遠の野球少年たちの夏はまだまだこれから。高校野球に続いて、社会人野球の頂点を競う「第78回都市対抗野球大会」が開幕。8月24日(金)の大会初日、公開中の映画『キャプテン』で主人公の谷口に扮した布施紀行と元・巨人軍投手の宮本和知が登場し、第1試合の始球式を行った。映画に解説者として出演している宮本さんはかつて、この都市対抗野球に出場した経験を持つ。スタンドに向けて宮本さんは「私はこの『キャプテン』を読んで野球を始めたんです。ぜひみなさん、映画をご覧になって盛り上げてください」と作品をアピール。さらに「都市対抗といえば応援団! 応援団のみなさんも頑張ってください!」と試合開始を待ちわびる応援席に向けてエールを送った。そして始球式。宮本さんが映画の中の墨谷二中のユニフォームでマウンドに上がり、バッターボックスには同じく墨谷二中のユニフォームをまとった布施くんが立ち、映画では見られない同門対決が実現。宮本さんが大きく振りかぶって渾身の一球を投じると、布施くんがこれをフルスイング。打球は三塁側を抜けていった。「たくさんの人に見られて緊張しました」と言いながらも元・プロ野球選手からヒットを放った布施くん。「球が重かったです」というコメントに、宮本さんがすかさず「簡単に打ち返したな! 普通重かったら打球は右(一塁側)に転がるんだよ!」と、突っ込んだ。宮本さんも久々のマウンドに満足げ。やはり解説よりも自分でプレーする方が楽しいようだ。映画を観たらきっと野球がしたくなる! 『キャプテン』は渋谷Q-AX シネマほか全国にて公開中。