ニルヴァーナ。衝撃的なサウンドと強烈なメッセージで時代の寵児となった、言わずと知れた伝説のロックバンドだが、1994年4月5日にカート・コバーン(ヴォーカル)が自ら命を絶ったことで幕を閉じた…。コバーンの死、そしてその少し前に親友であるリヴァー・フェニックスの死を経験していた監督ガス・ヴァン・サントは、彼らの死に大きな影響を受け、カート・コバーンへの追悼作品として『ラストデイズ』を製作した。『GERRY ジェリー』、『エレファント』に続く、ガス・ヴァン・サントの「人生の“最期”に対峙した3部作」の3作目となる本作には、時代の頂点を極めたロックアーティストが自ら命を絶つまでの最期の2日間──華やかな世界からは想像し難い孤独、絶望、不安、痛みが淡々と綴られている。
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