善は、悪からも生まれる——ピューリッツァー賞に輝いた実話を基にした問題作の完全映画化『オール・ザ・キングスメン』の日本公開が、2007年陽春に決定した。時の大統領に“最も危険な男”と言われた叩き上げの政治家と、失われゆく貴族階級出身の美しいジャーナリスト。まったく異なる背景と理想を持つウィリー・スタークとジャック・バーデンは、なぜそこまで惹かれ合ったのか? 時代を越えて人々の心を揺さぶる人間ドラマが、ショーン・ペン、ジュード・ロウ、アンソニー・ホプキンス、ケイト・ウィンスレットら、ハリウッドとヨーロッパを代表する名優たちの豪華競演で誕生。監督・脚本は、『シンドラーのリスト』のスティーヴン・ザイリアン。相反する価値観の中で行き先を見失いながら、なおも走り続けて止まない人間の本性を描いた『オール・ザ・キングスメン』は、日比谷みゆき座ほか全国にて公開予定。