名作『日の名残り』のジェームズ・アイヴォリー監督最新作、『上海の伯爵夫人』の公開日が10月28日に決定した。主演は『イングリッシュ・ペイシェント』『ナイロビの蜂』で印象的な演技を残したレイフ・ファインズ。共演は拠点をロサンジェルスに移し、ハリウッドで活躍する真田広之。舞台は1936年、退廃的なムードであふれる上海のクラブ。ロシアから亡命を余儀なくされた美しき伯爵夫人ソフィアは、家計を支えるためホステスとして働いていた。そこでかつては“国家最後の希望”と賞賛されながら、愛する家族と視力を奪われた元外交官、ジャクソンが訪れ2人は出会う。ジャクソンはバー“白い伯爵夫人(ホワイトカウンテス)”を上海にオープンさせ、彼女を招き入れるが、2人の関係は、決して私生活まで足を踏み入れることはなかった。そんなある日、突如として日本軍の上海侵攻がはじまり“白い伯爵夫人”にも火の手がのびてくる…。本作はBunkamuraル・シネマ、ほか全国にて拡大公開。