発表以来40年にわたり、TVドラマ、映画など、その時代を反映した物語としてこれまで6度映像化され、その時ごとのヒロインを生んできた筒井康隆の名作「時をかける少女」。初めてアニメーション化され、現在公開中の『時をかける少女』が10月6日よりスペインで開催される第39回シッチェス国際映画祭アニメコンペティション(ANIMA'T)部門に正式出品されることが決定した。本映画祭は、エンターテイメント性と作家性を兼ね備えたファンタジー作品を重視した歴史ある国際映画祭であり、過去日本からは『妖怪大戦争』『スチームボーイ』『ファイナルファンタジ−VIIアドベントチルドレン』などが出品されている。会期は10月15日まで、各賞の発表は最終日に行われる。細田守監督「とても嬉しい。国境や人種を超え、誰が観ても楽しめるエンターテイメント作品と評価されたことが出品につながったと受け止めている。海外の観客層の反応が今からとても楽しみ。」原作・筒井康隆「かわいい娘が初めて海外旅行に行く、といった気持ちです。『せっかくだから1等賞を獲ってきなさい』と声をかけてやりたい。」©「時をかける少女」製作委員会2006