1959年、カンザス州ホルカムで農業を営むクラター家の4人が惨殺された。この事件に関心を持ったのは、アメリカ文壇の天才にして、社交界のスター“トルーマン・カポーティ”。「この題材で現代文学最高の小説を生み出すことができる」。カポーティは名声への野心を燃やす。本のタイトルは「冷血」。世界的ベストセラー作家として時代の寵児となるも、その内面は急速に崩壊していった…。『マグノリア』のフィリップ・シーモア・ホフマンが、稀代のトリックスター、トルーマン・カポーティの光と影を見事に演じ、本年度アカデミー賞主演男優賞をはじめ、映画賞各賞を総なめにした本作が今秋、全国てに公開が決定した。さらに今年、「冷血」出版40周年ということもあり、本が装いを新たに登場。・「冷血」「叶えられた祈り」新訳にて文庫化(新潮社)・幻の処女作「SummerCrossing」出版(ランダムハウス講談社)・「犬は吠える」秋に復刊(早川書房)カポーティにいったい何が起こったのか? 秋の劇場公開までに、少し予習をしてみては。『カポーティ』配給:ソニー・ピクチャーズ劇場情報:秋、日比谷シャンテシネ、恵比寿ガーデンシネマにて公開(C) 2005 Sony Pictures Releasing International. All Rights Reserved.