「恋愛と結婚は別モノ」──女同士の会話で時々登場するこの台詞。若い頃は全然理解できなかったけれど、適齢期と言われる年齢に近づくほど女性は「恋愛」と「結婚」の定義に翻弄されてしまうものだ。サラ・ジェシカ・パーカー演じるメレディスは仕事ができて何もかも完璧にこなしてしまう女性。もちろん、恋愛にも完璧を求めている。なのに、理想の結婚が手に入る直前に「ん? 何か違う…」と感じてしまう。それが意味するのは、ドレスや靴のように自分という人形に恋人をあてがっているうちは本当の幸せはつかめない……ということなのか? そして、意外にもメレディスタイプの女性はけっこう多い(笑)。自分の恋愛に「?」がある人、何故かいつも恋が上手くいかない人、結婚という二文字に縛られている人、そんな人にとって『幸せのポートレート』は最高の処方箋になるはず。