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春を待ちながら…幸せになる映画 vol.2 米国版アメリ? キュートな不思議ちゃん、ミランダ・ジュライ

いい。この映画はとってもいい! 『君とボクの虹色の世界』は、人と人との直接的な関わりが希薄になってく現代だけれど、実はパソコン、携帯電話、TVの向こう側にも、必ず人間がいる…そんな希望を抱かせてくれる、とってもキュートな作品です。カラフルで華やかなヴィジュアルいっぱい、かわいいシモネタも満載で、なかなかアート系の根性を感じさてくれているこの作品。どんな人が作ったのかと思いきや、監督はデザイン、映像、執筆など、ユニークなクリエイティブ活動が話題の女性アーティスト、ミランダ・ジュライ。ポスト・ソフィア・コッポラと呼ばれている彼女だけれど、“キミボク”で長編監督デビューを果たしたおかげで、ますますその呼び声が高まっています。

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いい。この映画はとってもいい! 『君とボクの虹色の世界』は、人と人との直接的な関わりが希薄になってく現代だけれど、実はパソコン、携帯電話、TVの向こう側にも、必ず人間がいる…そんな希望を抱かせてくれる、とってもキュートな作品です。カラフルで華やかなヴィジュアルいっぱい、かわいいシモネタも満載で、なかなかアート系の根性を感じさてくれているこの作品。どんな人が作ったのかと思いきや、監督はデザイン、映像、執筆など、ユニークなクリエイティブ活動が話題の女性アーティスト、ミランダ・ジュライ。ポスト・ソフィア・コッポラと呼ばれている彼女だけれど、“キミボク”で長編監督デビューを果たしたおかげで、ますますその呼び声が高まっています。

でも、その作風はソフィアのものとは大きな違いが。ソフィアがスタイリッシュな映像にこだわっているとしたら、彼女のスタイルは、かっこつけずに表現したい事を表現するというナチュラルなもの。そのスタイル同様、ミランダ自身も飾り気のない自然な女性。ほんわりとした雰囲気がちょっと不思議ちゃん風だけれど、自作で演じているクリスティーンもわが道を行く個性派で、「彼女自身のデフォルメ?」と思えるほど。クリスティーンが、独自の手法で幸せ探しをしていく姿は、まるで米国版アメリ。とあるインタビューでお会いした彼女自身は、すでにしっかりと自分の進むべきを知っているので、アメリとは大きく違うけれど、創造性力豊かな才能、透き通るような白い肌、美しいブルーな瞳で、多くの人を虜にすることは間違いないでしょう。

ミランダ・ジュライは、1974年2月1日生まれの32歳。同世代の女性が、こんな風に伸び伸び才能を発揮している姿を見ると、とっても励みになるもの。映画を楽しみ、そこから垣間見られるミランダ自身の活躍を味わいながら、ちょっとだけ、ハッピーな気分を分けてもらってみては?

《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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