『そして、ひと粒のひかり』の原題には、“Based on 1000 true stories.”(1000の実話にもとづく)というサブタイトルがつけられている。「これは、映画の中で描かれていることが、特別なことでもなんでもなく、日常茶飯事だということをわかってもらいたくてつけたんだ。ミュールたちを、悪者として刑務所に放り込み、自分とは関係のない人たちとして社会と切り離すのは簡単。でも、映画を通してマリアに同情し、彼らを人間として観てもらえるなら、多くの人が今起きているドラッグ戦争で何が行われているのか理解し、意識を変えてくれるんじゃないかな」。