「魔女の宅急便」の作者、児童文学作家・角野栄子の日常に4年にわたって密着したドキュメンタリー。 鎌倉の自宅ではいちご色の壁や本棚に囲まれ、カラフルなファッションと個性的な眼鏡がトレードマーク。一方、5歳で母を亡くし戦争を経験。結婚後24歳でブラジルに渡り、34歳で作家デビューするなど、波乱万丈な人生を歩みながら、持ち前の冒険心と好奇心で幾多の苦難を乗り越えてきた。“想像力こそ、人間が持つ一番の魔法”と語る角野栄子とはどういう人物なのか――。
宮川麻里奈
宮﨑あおい