大学卒業後、北京で経済情報誌の編集部に勤務。帰国後、日中友好関係の団体職員などを経てフリーのライターに。映画、女性のライフスタイルなどについて取材・執筆するほか、中国ドラマ本等への寄稿、字幕翻訳(中国語→日本語)のお仕事も。映画、ドラマは古今東西どんな作品でも見ます。
中国若手スターの筆頭ワン・イーボー(王一博)が、中華圏が誇る世界的スターのトニー・レオンと共演した映画『無名』が5月3日に日本公開を迎える。ポストカード付きムビチケカードの累計販売数が公開の約10週前に1万枚を突破、さらに売り上げを伸ばしているほか、イーボーの一部物販が予約販売を開始するや即完売するなど、異例の盛り上がりを見せているという。
国際的なプロジェクトへの参加は初めてだったというシュー・グァンハンと藤井道人監督。新たなチャレンジの裏にあった思いとは…?
「悪との距離」「次の被害者」「模倣犯」など話題の台湾ドラマを次々と世に送り出し、台湾の映像業界で一目置かれる名プロデューサー・湯昇榮さん。製作の舞台裏を聞くと、見えてきたのはグローバルに展開するための脚本開発へのこだわりと、ローカル色を取り入れたストーリーの多様化だった。
文化コンテンツ産業を重点戦略産業に位置づけ、手厚い支援を行っている台湾。2019年から毎年開催している文化コンテンツ産業の大型展覧会「2023 TCCF クリエイティブコンテンツフェスタ」も今年で4年目を迎えた。今年初めて設置されたのは、台湾オリジナルのストーリーと世界のバイヤーをマッチングし、映像化に向けた開発の機会を提供するピッチングの場「Story to Screen」だ。
台湾・台北市で9日、ドラマ制作会社・大慕影藝は、2019年に放送されて大きな反響を呼んだドラマのシーズン2となる「悪との距離2」のキャストを発表した。
昨年末、約20年ぶりに日本の歌番組に登場して話題になったビビアン・スー。台湾で俳優、歌手としてマルチに活躍し、今やそのエンターテインメント界に確固たる地位を築いている。主演映画『ママボーイ』が日本公開を迎えるにあたり、彼女のキャリアを振り返ってみたい。
『JSA』『オールド・ボーイ』『渇き』『お嬢さん』など、エンターテインメント性と芸術性を兼ね備えたセンセーショナルな作品を生み出し続けているパク・チャヌク監督。最新作『別れる決心』も見る者を翻弄する予測不能なサスペンスで、世界中ですでに高く評価されている。
2022年の夏、ある農村の夫婦の物語が中国の若者たちの心を掴んだ。スター不在、低予算の映画『小さき麦の花』が異例のヒットを記録。愛国ヒーローものやコメディが席巻してきた中国映画市場に起きた「奇跡」だ。
水郷の町として知られる福岡県の柳川。映画『柳川』は、ここを人生に迷う大人たちが漂う。『福岡』(2019年)を撮ったチャン・リュル(張律)監督が、中国のスター3人を主演に、日本から池松壮亮と中野良子を迎えて撮った中国映画だ。
家族関係や将来の進路など、人生の岐路に立つ女性の成長を描いた映画『シスター 夏のわかれ道』。自分の人生を生きるか、家族のために生きるか。女の子であるというだけで、苦労を強いられてきた彼女の選択が中国で議論の的になった話題作だ。
「学歴社会」「経済格差」「結婚」「距離」など、大人の階段を上っていく主人公の前に立ちはだかる壁として、中国の若者が直面する共通のキーワードがある。公開中の『あなたがここにいてほしい』にも、一途な恋人たちの物語に、そんな中国のリアルが反映されている。
『ドライブ・マイ・カー』の英語字幕翻訳を手がけたのは、字幕翻訳に従事して25年以上の礒崎美亜さん。観客の心を捉えて放さない英語字幕ができるまでの裏側を語っていただいた。
香港映画といえば、やっぱりアクション。中でも人気のポリスアクションの系譜に、新たな1ページが追加された。香港アクション映画ファンが見たい要素てんこ盛りの快作『レイジング・ファイア』は、正義感あふれる警官と復讐心に燃える元警官が死闘を繰り広げる。