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ウーピー・ゴールドバーグ製作、世界を動かしたヘイト事件を映画化『ティル』12月公開

アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった「エメット・ティル殺害事件」を基に劇映画化した『ティル』が12月15日(金)より日本公開。

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『ティル』© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
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アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった「エメット・ティル殺害事件」を基に、ウーピー・ゴールドバーグら製作で初めて劇映画化した『Till』が邦題『ティル』として12月15日(金)より日本公開。本ポスターとシーン写真7点が解禁された。

1955年、イリノイ州シカゴ。夫が戦死して以来、空軍で唯一の黒人女性職員として働くメイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)は、ひとり息子で14歳のエメット、愛称ボボ(ジェイリン・ホール)と平穏な日々を送っていた。しかし、エメットが初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れた際に悲劇は起こる。

エメットが飲食雑貨店で白人女性キャロリン(ヘイリー・ベネット)に向けて「口笛を吹いた」ことが白人の怒りを買い、1955年8月28日、彼は白人集団にさらわれ、壮絶なリンチを受けた末に殺されて川に投げ捨てられた。我が息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世に知らしめるため、常識では考えられないある行動を起こす。そんな彼女の姿は、一大センセーションとなって社会を動かす原動力となっていく――。

製作には世界的な人気を誇るウーピー・ゴールドバーグ、『007』シリーズのスタッフら超一流陣が名を連ねる本作。公開されるやいなや、各国の映画祭で賞賛の嵐が巻き起こり、主要60映画祭21部門受賞86部門ノミネートで賞レースを席巻。なかでも、主人公メイミー・ティルを演じたダニエル・デッドワイラーは、ゴッサム・インディペンデント映画賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、サテライト賞など数々の映画賞で女優賞を総なめに。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家96%・観客97%の高スコアをたたき出した。

解禁となった本ポスターは、母子が力強く抱擁する姿を捉えたもの。それぞれをかけがえのない存在として共に生きる2人の強い愛情が滲み出てくるものとなっている。

シーン写真では、メイミーが息子を心配しながらも旅へと送り出す様子のほか、その後、息子を失った絶望のあと“アメリカ社会”に毅然と立ち向かう母親メイミーの様子ほか、製作にも名を連ねるウーピーがメイミーの母親を演じる様子などが切り取られている。

<エメット・ティル殺害事件が及ぼした現代社会への影響>
1955年8月28日にアメリカ合衆国ミシシッピ州マネーで実際に起きた「エメット・ティル殺害事件」は、アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなったことで知られている。14歳の黒人少年エメットが白人女性に対して「口笛を吹いた」という理由で拉致され、激しいリンチを受けて殺されたあげく、遺体は川に投げ捨てられた。愛息を失った底知れぬ絶望を胸に、多くの黒人の生活を脅かすアメリカ社会にたった1人で立ち向かった母メイミーの大胆な行動力は人々に勇気を与え、キング牧師らが率いた公民権運動を一気に加速させる原動力となった。

やがて21世紀に入り、2020年5月25日の「ジョージ・フロイド殺害事件」を契機に、BLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動(構造的な人種差別や黒人への暴力と闘う国際的な社会運動)がアメリカ国内のみならず、SNSを通じて日本を含む全世界に拡大したことは記憶に新しい。著名人、セレブ、Z世代にいたるまで実に多くの人々が声を上げた大規模なこの抗議運動のうねりは、2022年3月、人種差別に基づくリンチを連邦法の憎悪犯罪(ヘイトクライム)とする「エメット・ティル反リンチ法」成立へと繋がっていく。


『ティル』は12月15日(金)よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

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