ディズニーが誇る不朽の名作が、
ティム・バートンの手で進化を遂げる!
世代を超え、愛され続けているディズニーの名作アニメーション『ダンボ』が、新たな物語として生まれ変わる! 大きすぎる耳を持ったダンボは、サーカス団の笑いものだったが、耳を翼にして飛べると発見されてから注目の的に。しかし「空飛ぶ子象」の噂を聞きつけた興行師により、母象と引き離されてしまう。そこで、サーカス団の仲間たちが、ダンボの母の救出のため心をひとつにして動き出す。
実写版ダンボの姿は、オリジナルに引けを取らないほどキュートで愛らしい。躍動的に輝く丸く優しい瞳には吸い込まれそうだし、哀しい鳴き声には胸を締め付けられる。さらには、鬼才バートン監督が大きすぎる耳という個性を唯一無二の武器として輝かせた。 これまでも、両手が鋏の人造人間による恋物語『シザーハンズ』や、謎に満ちたウィリー・ウォンカのお菓子工場を舞台にした『チャーリーとチョコレート工場』など、人とは異なる個性を自分の強みにするキャラクターを魅力的に描いてきたバートン監督。本作でも個性の素晴らしさを訴え、愛をもって観客を魅了してくれる。
ひとつの家族とサーカスの団員たち…
映画オリジナルキャラクターたちの活躍に注目
主人公はもちろんダンボ。さらにティム・バートンが手がけた実写版ではそれぞれのストーリーを抱えたオリジナルキャラクターたちが『ダンボ』の物語に圧倒的な厚みを持たせる。
注目は、ダンボの世話係を務めるサーカスの元看板スター役のコリン・ファレル。コリンといえば、「世界で最もセクシーな男」にランクインされるなどイケメン俳優として名高いが、本作ではふたりの子供を持つ父となり、馬を乗りこなす勇ましい姿も披露!さらに様々な悩みを抱える姿もセクシーに演じきり、バートン組初参戦にして、存在感を発揮。
『ダーク・シャドウ』、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』に続きバートン作品に出演することになったエヴァ・グリーンは、ダンボと一緒に空を舞う空中ブランコの女王コレットを担当。魅惑的な美しさはもちろん、彼女もまたダンボの勇気に触発され、変化していく人物を好演する。 また、ダンボを支える心優しい子どもたちや、世界中から優れた曲芸師を集めたという本格的なサーカス劇団員たちの活躍も見逃せない!
Special座談会!
あなたの“個性”は武器になる!
そのままの自分を出すことで、道は開ける!
個性とカリスマ性で周囲を魅了するドラァグクイーンの
ナジャ・グランディーバさん、ドリュー・バリネコさん、バビ江ノビッチさんを特別ゲストに迎え、座談会を実施!
映画『ダンボ』の魅力や、「個性」について語ってもらいました。
『ダンボ』を御覧になって、いかがでしたか?
ドリュー:アニメーションを昔観たんですけど、実写では、よりエンターテインメント性が上がっていた気がしました。ダンボを取り巻く人間関係、家族愛が濃く描かれていたから、話が膨らんでいた感じ。
バビ江:そうそう。耳が大きいことや、はぐれ者にフォーカスが当たっている骨組みはアニメーションと同じなんだけど、肉付けが全く変わっていてね。すごく新しいなと思いました。ダンボはしゃべらないんだけど、瞳で訴えるから。
ナジャ:ブルーのすごくつぶらな瞳やねんなあ。瞳の表情だけでものを言うから、食い入るように観てしまった。あと、ダンボのまつ毛、あたしらのまつ毛より長かったわ(笑)。チャーミングやわあ、ダンボに負けたわ(笑)。
ストーリーからは、どのようなメッセージを受け取りましたか?
ドリュー:ダンボは最初笑われていたけど、大きな耳を武器にして羽ばたくじゃないですか。コンプレックスに思っている個性だって、「とりあえず自分自身が好きになってあげて、出していけばいいじゃん」と思えましたね。
ナジャ:同じで「個性こそ武器」やと思った。人とは違う自分の部分をちょっとでも見せれば、賛同して「いいやん」と認めてくれる人が必ずいてくれる。
バビ江:目を背けがちなところを、よーく自分で観察してみたら魅力みたいなものが見つかるんじゃないのかしら。
ナジャ:「コンプレックスや」と思っているのが、結局「自分だけでっせ」ってことかもね。
バビ江:そうね。ダンボの羽の暗示のように、羽がないと飛べないと思い込んでいるのは己だけで「羽なんか無くても飛べるよ」っていうことよ。
人とは違うところを自分の魅力だと捉えるマインドになるには、どうすればいいですか?
ナジャ:ダンボもそうやけど、結局周りがちょっと押してくれているよね。自分が「これ、どうかな…」と思っていても、ちょっと誰かが褒めてくれる後押しがあって、自信が持てるのはあるかも。
バビ江:あたしたちは女装をしているけど、最初は何となく始めてみた感じだったの。周りが「あんた、面白いね」「キレイだね」とか言ってくれたから、こうやって何十年も続けられているのは、あるかもしれない。
ナジャ:初めてゲイの世界に飛び込んだとき、奥二重みたいな顔がモテていて、あたしのようなくっきり二重は需要がなかってん。「整形したい、一重にしたい」と考えた頃もあったぐらいやねんけど、「女装したら絶対キレイになると思う」と周りの人が言ってくれて、「じゃあ…」とやったら、思いの外キレイかった。そういうのがあるんですよ。
ドリュー:自分でキレイって言った(笑)。他人の一言で少し自信を持てれば、嫌だと思っていたことが実は武器になった、というのはあるかもね。
ナジャ:あと、好きなものに突き進んで極められれば、最終的に周りも「すげえな…」ってなると思うねんけどな。「好き」と言うからには、そこまでせなあかんと思う。
バビ江:田舎にいた思春期の頃って、そういうのを突き詰めるしかなかったよね。ゲイであることも言えないし、周りの友達と趣味も違うし…。
ナジャ:そうね。あたしも田舎でスーパーモデルが大好きやったけど、周りの男の子たちは、わかってくれへんからがっかりしたもん。けど、この世界に飛び込むと、同じスーパーモデルの話をしてる人がボンボンいたりして。やっぱり出るとこに出れば出会いもあるんやなって思ったし。
バビ江:田舎で孤独に過ごした時間が、豊かな今を与えてくれてるのかもしれないわね。『ダンボ』でも、団員さんのモチベーションが前半と後半で大きく違ったじゃない?「ここしか居場所がない」と言っていたところから、「ここが居場所だ」「ここで生きていくんだ」とポジティブに変わっていった。
ドリュー:団結もしていたしね。私も「居場所が見つかった」というか、楽になったって感じだった。今、楽しいしね。
特にどんな方に観ていただきたいと思いますか?
ドリュー:大人が楽しめるから、全世代って言いたいところだけど…どう?
バビ江:あたしはね、今どきのアイドルの髪形を真似して、耳を隠している女の子に観てほしい。
ドリュー:どういうこと?
バビ江:今どきの女の子は「小顔に見せたい」とかで、フェイスラインとかをやたら隠したがるのよ。そういう子には、いつも「隠そうとすればするほど、大きく見えるから出したほうがいい」って言うの。コンプレックスの集大成みたいなところだと思うけど、そう思っているのは本人だけで、実際は別に大きくないからさ。
ナジャ:そういう意味では、アプリでめっちゃ顔を加工する女の子も見るべきやね!あなたは「そのままでいい」って伝えたいね。
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