提供:Netflix
現イギリス女王、エリザベス2世は今年4月、90歳の誕生日を迎え、国を挙げて行われた盛大な祝賀行事には夫のフィリップ殿下はもちろん、話題のウィリアム王子とキャサリン妃の娘シャーロット王女もバッキンガム宮殿のバルコニーデビューをするなど、日本でも大きく報道され、注目を浴びました。そのエリザベス女王の半生を描くNetflixオリジナルドラマ「ザ・クラウン」のオンラインストリーミング配信が11月4日(金)よりついに開始されます。シネマカフェでは、真のセレブリティと呼ぶにふさわしい、エリザベス女王の知られざる素顔とともに、英国王室内での夫婦や家族の様々な人間模様を描いたドラマの魅力を特集します。
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エリザベス2世
(クレア・フォイ)
25歳の若さで英国女王に。自分の未熟さに直面しながらも、女王として一歩一歩成長していく。夫フィリップとは恋愛結婚で子供にも恵まれているが、公務の多忙さから徐々に気持ちがすれ違い、妻として母として苦悩する。
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エディンバラ公爵フィリップ
(マット・スミス)
エリザベスが女王になる前の1947年に結婚。海軍に所属していたが、妻エリザベスの即位により、夫として妻を支える道を余儀なくされる。よき夫、よき父親だが、王室の中で居場所を模索し、友人と遊び歩く夜が増える。
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ウィンストン・チャーチル首相
(ジョン・リスゴー)
エリザベスが女王に即位した当時の英国首相。気難しく傲慢なところがあり、若いエリザベスをコントロールしようとするが、彼女に対して徐々に敬意を払うようになる。自らの老いを痛感し、政治家としての焦りを感じている。
Netflixオリジナルドラマ「ザ・クラウン」のジャパン・アンバサダーに就任した木村佳乃さんに作品のお話をお聞きすべく、イベントが開催された駐日英国大使館へ伺った。王室をイメージしたブルーのドレスに身を包む美しい木村さん。「とても素敵ですね。今日はどんなお気持ちでこちらにいらっしゃいましたか?」と尋ねると、「ありがとうございます。大使館に入るのは初めてなので大変興奮してやって来ました。全部の部屋を見て回りたかったのですが、ずっとお化粧をしていたのでできませんでした(笑)。大使館に入る機会はめったにないので、それだけでワクワクしています」と茶目っ気たっぷりに答えてくれた。
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--早速ですが、木村さんが感じた「ザ・クラウン」の見どころを教えてください。
まず、すごく豪華なことですね。製作費を聞いたら目が飛び出そうなくらいのお値段なんですよね! セットや衣装も美しいですし、細部に渡り丁寧に作りこんでいてとにかく見ごたえがあります。エリザベス女王の結婚式の衣装、戴冠式のシーンは圧巻です!でも、その戴冠式があれ以来行われていないという事実もすごい(笑)。
--ドラマの視聴者層がメディアで見てきたイギリス王室というのは、故ダイアナ妃やキャサリン妃など、エリザベス女王より下の世代のメンバーだと思います。ですからエリザベス女王が25歳の若さで即位していた事実を普段あまり意識したことがないですよね。
本当ですよね。だって、(私が)生まれたときには、すでにエリザベス女王は女王として君臨されていらっしゃって。そしていまも90歳でお元気で…。現女王がドラマ化されたということに本当に驚いています。このドラマの脚本家は、同じくエリザベス女王をテーマにした『クィーン』という映画も書いていますが、存命の女王の歴史の裏側を描き、それが許されているのがすごいと思いませんか?
--たしかに、『クィーン』は、そう思ってしまうほど王室内の裏話が赤裸々に描かれています。
でもやっぱり、みんなが知りたいことだと思うんです。だって、みんなが知っている方ですから。女王という立場ではあるけれど、一人の女性であり、人間である。女王がさまざまなことに対応しながら、実際はどのようにお考えになっていたのか、何が起こっていたのかが描かれていてとても興味深いんです。
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--視聴者にとってエリザベス女王に妹のマーガレット王女がいたということも、なかなか知られていない事実かもしれません。運命に翻弄される2人の関係についてはどう思われますか?
マーガレット王女はすでに亡くなられているんですよね。2人は全く性格が違って…。マーガレット王女があんなにも激しい大恋愛をしていたことは知りませんでした。この恋愛に対し、姉としては応援したい、でも女王としては…という決断を下すときの心の葛藤や揺れが丁寧に描かれていました。
--この時代の王室の主要人物として80歳のチャーチル首相も登場します。
チャーチルと言えば戦争を勝利に導いたという“強い”イメージの人物だったので、年老いた姿のチャーチルを見るのは、ジーンとくるものがありました。演じているジョン・リスゴーは有名なベテラン俳優で、アメリカ出身ですが、完璧なイギリス英語を話していました。
--女優としての目線で、木村さんが気になった俳優はほかにどなたかいらっしゃいましたか?
やはり主演のクレア・フォイです。この方を知らなかったのですが、もう本当にエリザベス女王にそっくりですよね。女王の若い時の写真と比べてみてびっくりしました。そういう役作りと抑えたお芝居がとても素敵で。興味津々になってつい調べてしまいました。
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--私たちがイギリス王室に興味を引かれ、共感する理由とは一体なんでしょうか?
イギリスと日本って、似ていると思うんですよ。家のサイズ感やお茶を愛しているところとか。また、日本にも皇室がありますよね。王室と皇室は、違いはあれど、共通点が多くて。だからこそ興味を引かれ、共感を呼ぶのだと思います。アメリカよりも近い感じがします。
そのほか、イギリス英語、とりわけきれいな言葉を話す王室の英語は日本人にとって聞きやすいと力説した木村さん。「すごく面白くて一気に見てしまった」というシーズン1に続き、製作が決定しているシーズン2ではどんな物語が描かれるのか、期待が大きいと語ってくれた。
(text: Hiromi Kaku)
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『ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ』
11月18日(金)全世界同時ストリーミング開始
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『フラーハウス シーズン2』
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Netflixにて11月4日(金)より全世界同時ストリーミング開始
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