ずいぶん昔の話らしいが、あるアメリカのラジオの人気パーソナリティが世界最長の"断眠生放送"に挑戦した。極限状態で「親指サイズの小さい人」が見えてきたりするらしい。以前は温和だったのにこの実験以来、ものすごく猜疑心の強いイライラした人になってしまったとも聞く。
2004年、たくさんのブームが映画界をにぎわせました。「韓流」「純愛」「リメイク」「ミュージカル」など、今年もまだまだ続きそうなあのブームを、2月公開の作品から占います。
アカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデングローブ賞が、さる16日に発表されました。選ぶのはハリウッドの外国記者協会。そもそも作品賞、主演俳優賞はドラマ部門とコメディ・ミュージカル部門に分けてノミネートされるので、一概に「アカデミー賞の行方を占う」とはいかないのだけれど、オスカーに近い人々、作品などを確認できるのです。
今年も、混戦が予想されそうなアカデミー賞の俳優部門。『Ray レイ』で昨年亡くなった伝説のミュージシャン、レイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックス(『コラテラル』での演技も評価されています)や、前回ご紹介した『エターナル・サンシャイン』の主演ジム・キャリー&ケイト・ウィンスレット、『アビエイター』のレオナルド・ディカプリオ、『ミリオン・ダラー・ベイビー』のヒラリー・スワンク、『ホテル・ルワンダ』のドン・チードル、『サイドウェイズ』のポール・ジアマッティなどなど、実力派たちがいい演技を見せている作品が多数あります。
リメイク、原作もの、舞台の映画化…。世界で作られる映画の多くが、オリジナル作品ではないというネタ切れ気味の映画界。どこかで聞いたような話ばかりが溢れる中、クリエイティヴな世界ではことさら、オリジナリティのあるものがありがたがられるのも当然のこと。
別メディアで語られている物語を映画向けに脚色するのは大変な作業なのだけれど、アカデミー賞でも、脚色賞、脚本賞と分かれている以上、それぞれ扱いが違うのは明らか。もちろん、どちらが上ということではないですが。
年が明けると、映画界はあの話題でもちきりになります。そう、アカデミー賞。2005年の第77回アカデミー賞授賞式は2月27日コダック・シアターにて開催されます。今回対象となるのは2004年1月1日から同年12月31日までの間にL.A.エリアで一週間以上、有料で上映された35ミリ以上の作品。日本ではノミネート作品すべてを、授賞式までに観られるわけではないので、とりあえず、私が今までに観たものを中心に、“私ならコノ人・コノ映画にオスカーをあげたい!”をコンセプトに、2005年のアカデミー賞を大胆予想(というか単なる期待?)してみたいと思います。
中国や韓国。アジア隣国との関係が、微妙になってきている今日この頃。文化、スポーツ交流の面では、政治の影響を受けないといいのですが…。現在、関心の高いスポーツイベントといえば、サッカーのワールドカップ予選。3月30日の北朝鮮−イラン戦での騒ぎを受け、来る6月8日の平壌での日本−北朝鮮戦がどうなるのかということ。コラム掲載時期までに、対応が決まっているかもしれないけれど、とりあえず濃厚な処分は無観客試合。アウェーなのに、相手チームの10万人もの大応援団がいなければ、精神的にかなり楽ということから、期待が高まるところですが…。