サスペンスの巨匠ブライアン・デ・パルマが1973年に手がけ、カルト的人気を博した『悪魔のシスター』をリメイク。殺人を目撃した女性ジャーナリスト・グレースと、殺人に関わる謎の美女・アンジェリークの危うい関係が展開していく。
先日のコラムで脚本家協会のストライキが正式に終了したことをお伝えしました。2月24日(現地時間)に行われるアカデミー賞授賞式を楽しみにしている私たちにとっては素晴らしいニュースですね。
今年のアカデミー賞で、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞の候補になっている『潜水服は蝶の夢を見る』。今回は、この作品を取り上げたいと思います。
トゥヤーは内モンゴルの荒野で夫と幼い息子と共に暮らしている。ダイナマイト事故で下半身が麻痺してしまった夫の代わりに、10キロ以上離れた井戸へ水を汲みに行くのも、畑を耕すのも、羊を放牧するのも彼女の仕事。そんな妻の苦労を見かねた夫のバータルは意を決して離婚を切り出すが、トゥヤーはバータルとも一緒に生活し養ってくれる人と再婚するという条件を出す…。
その映画では、冒頭から“その人”が登場します。遠くにいても、見まがうことがないような特徴的なファッションに身を包んだその人は、バイクでこちらに向かってきます。ごていねいに、バブルス君と思しきお猿さんまで連れて。
映画の中にTVドラマでおなじみの顔を見つけるのは、何を隠そう私の密かな楽しみでもありますが、彼が映画に出演しているのはごく自然な流れ。ロマンティックなファンタジー映画『魔法にかけられて』では、「グレイズ・アナトミー」(写真上)のDr.デレク・シェパード、パトリック・デンプシーの麗しい姿が見られます。
オノ・ヨーコに裸でしがみつくように寄り添うジョン・レノン。臨月の大きなお腹を抱えながら、素肌をさらすデミ・ムーア。アメリカのみならず、世界の目を釘づけにしてきた話題の写真たちの生みの親、それが女性フォトグラファー、アニー・リーボヴィッツだ。
いよいよ迫ってきましたね、第80回アカデミー賞授賞式。2008年は2月24日(現地時間)にロサンゼルスのコダック・シアターで開催されます。今回も様々な作品が候補にあがっていますが、最終投票の締め切りは現地時間の2月19日午後5時ですから、まだまだ悩んでいるアカデミー会員も多いのではないでしょうか。
みなさん、こんにちは。前回から少し時間が空いてしまってごめんなさい。実は先月からL.A.に来ています。そうなんです、世界のエンターテイメントの中心に引越してきちゃいました! 今回の引越しはとてもエキサイティングで、と同時に不安もいっぱいでした。何といっても、アメリカに住むのは20年ぶり。しかも、(アメリカ人でありながら)アメリカで働くのは初めてというのは、ちょっと不思議な気分です。
1998年に公開された『エリザベス』は、私生児の烙印を押されたエリザベスが、戴冠式(国との結婚)を迎えるまでの道のりをサスペンスタッチで描き、世界の映画賞16部門を制覇、宮廷陰謀スリラーとして大きな注目を浴びた。そして9年の歳月を経て、その続編が登場! 本作『エリザベス:ゴールデン・エイジ』ではタイトルにもあるように“ゴールデン・エイジ=黄金時代”を築き、真の女王に君臨するまでのエリザベスの姿が綴られる。
今回ご紹介するのは、エミー賞受賞ドラマ「ブル〜ス一家は大暴走」(写真上)の主演俳優、ジェイソン・ベイトマン。「ブル〜ス一家は大暴走」は2003年から3シーズン続いたコメディで、会社の資産を凍結されてしまった社長一家、ブルース・ファミリーの物語。経営責任者だった父親が不正会計で逮捕されたため、残された家族の中で一番マトモな次男が、贅沢暮らしに慣れきった家族を助けるべく奔走するというストーリーです。
ふらりと入った食堂で、カレー味のマカロニ炒めとコーラを頼んで120ルピー(約130円程度)の安い夕食をとった。その後に立ち寄った映画はさらに安い。僕が窓口で支払ったのは後ろの方の席で100ルピー(約110円)。一番安い席、すなわち前の方の席だと50ルピー(約55円)である。ちなみに2階席が150ルピー(約165円)、バルコニー席でも200ルピー(約220円)という安さである。
シビれるほど斬新で、惚れ惚れするほどかわいくて、驚くほどスタイリッシュな映画。これほど賞賛しちゃっても、バチは当たらないでしょう。『フローズン・タイム』の場合。