片山慎三監督がつげ義春の短編「雨の中の慾情」を原作に独創的なラブストーリーとして映画化した最新作『雨の中の慾情』より場面写真が到着した。
本作は、売れない漫画家・義男が離婚したばかりの福子と出会い、自称小説家の伊守を加えた3人の奇妙な共同生活を描く異色のラブストーリー。ほぼ全編を台湾でオールロケ撮影し、日本と台湾から一流のスタッフが結集した意欲作となっている。
片山慎三監督は『さがす』「ガンニバル」など話題作を次々と世に送り出してきた実力派。つげ義春のシュルレアリスム作品を原作に、日台合作ならではの異国情緒溢れる世界観を構築している。
この度解禁された場面写真からは、レトロな町並みが残る台湾・嘉義市で撮影された独特の世界観が伝わってくる。成田凌演じる義男と森田剛演じる伊守が引っ越し作業をする姿や、中村映里子演じる福子の妖艶な魅力、3人の複雑な関係性を想起させるシーンなどが切り取られている。
さらに、竹中直人が演じる尾弥次と共に、義男・福子が車に乗り込み、どことなく緊張感を漂わせる気になる1シーンも。自室から何かを必死に覗き見ようと義男の姿もあり、本編への期待と想像が膨らむ場面写真となっている。
『雨の中の慾情』は11月29日（金）よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。
