伊藤万理華主演、酒井麻衣監督の映画『チャチャ』にて、中川大志が伊藤さん演じるチャチャが思いを寄せる樂を演じるほか、藤間爽子、塩野瑛久、ステファニー・アリアンらの出演が決定。本予告と本ビジュアルが解禁となった。
本作は、新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノットヒロインムービーズの第4弾公開作品。
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この度、個性豊かな追加キャストが一挙解禁。
伊藤さん演じるチャチャが思いを寄せる樂(らく)を、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」やTBS日曜劇場「オールドルーキー」の好演で2023年エランドール賞新人賞、今年も映画『碁盤斬り』『夏目アラタの結婚』など注目作への出演が続く中川大志。
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今作でミステリアスな役どころで新境地を開拓する中川さんは、「脚本を読んだ時、樂という男の子が持つミステリアスで、どこか憂いを帯びた色気に魅了されました。演じる自分にプレッシャーがかかるくらい、魅力的なキャラクターを頂けて嬉しかったですし、刺激的な現場でした」とコメント。
加えてチャチャの同僚・凛を、フジテレビ系連続ドラマ「silent」で川口春奈演じる紬の親友・真子を演じるなど、出演作ごとに話題を呼ぶ藤間爽子。
キーパーソンとなる謎の男・護を、現在OA中の大河ドラマ「光る君へ」の一条天皇役や映画『HiGH&LOW THE WORST』への出演で注目を集め、活躍の幅を広げている塩野瑛久。
護の恋人のピオニー役を、映画『PLAN 75』で重要な役どころを演じ話題となったステファニー・アリアン、さらに落合モトキ、藤井隆と個性的なキャストが脇を固める。
デザイン事務所で働くイラストレーターの主人公・チャチャ。自由奔放な振る舞いで周囲から反感を買うこともあるが、人目は気にせず、好きなように生きるをモットーに過ごす日々。そんなチャチャが屋上で偶然出逢った、謎めいた青年・樂に興味を持ち…。
樂が帰ろうとするチャチャの手を引き、そのまま傾れ込むような場面から始まる本予告映像は、樂が作った料理をチャチャに“あーん”させる姿など、一緒に暮らすふたりの様子が描かれる。
どこからどう見ても幸せなカップルのようだが、ある日チャチャが樂の部屋を覗いた先で目にしたものは…。穏やかなシーンから一変、「でも彼は、悪魔かもしれない」というナレーションにあわせて、物語は一気に不穏な展開へと進んでいく。
秘められた好奇心によって紡がれるチャチャの物語は、ファンタジーのようで、コメディでもあり、サイコホラーの様相も垣間見える。まるでおもちゃ箱をひっくり返したような唯一無二のジャンルレスな1作となっている。
さらに解禁となった本ビジュアルは、チャチャと樂が横並びに座り、アンニュイな表情を浮かべたビジュアルで、樂が手にしているビー玉のようなアイテムも、物語に深く関係しているらしい。
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新キャスト、コメント全文
中川大志/樂 役
脚本を読んだ時、樂という男の子が持つミステリアスで、どこか憂いを帯びた色気に魅了されました。
そして、気づけば「彼はこうあって欲しい」という理想が自分の中で大きくなっていきました。
演じる自分にプレッシャーがかかるくらい、魅力的なキャラクターを頂けて嬉しかったですし、刺激的な現場でした。
楽しみにしていてください。
藤間爽子/凛 役
この映画はラブコメなのかファンタジーなのかサスペンスなのか…
はたまた新しいジャンルが誕生したのか。
いやどこのジャンルにも属さない、いや、属してほしくないと思える映画だと思いました。
どこかはみ出していて、愛おしい。
初めて台本を読んだとき、チャチャを演じられるのは伊藤万理華ちゃんしかいない!と思ったのが最初の感想です。
チャチャをはじめ、魅力溢れるキャラクターがたくさん登場します。
私もチャチャと一緒に楽しい時間を過ごすことができました。
酒井監督が生み出す世界を是非映画館で観て楽しんで頂けたら嬉しいです。
塩野瑛久/護 役
ご一緒したかった酒井麻衣監督の作品、そしてヒモの男という役...願ったり叶ったりな、僕にとっては嬉しいことがたくさん詰まった映画となりました。
出演者の方々も個性豊かで、予測のできない展開に、物語の終着点が良い意味で見えない心を揺さぶられる作品になっていると思います。
是非、劇場に足を運んでいただき作品の世界観と結末を見届けていただきたいです。
ステファニー・アリアン/ピオニー 役
オーディションの際、酒井監督が私の好きな花は何かと尋ねてくれました。そして監督は、私の役に私が好きな花である「ピオニー(牡丹)」と名付けてくれたと聞いてとても嬉しかったです。牡丹は幸福、愛、勇気を象徴しており、まさに私が演じた役の性格にぴったりです。酒井監督の演出を受けられたこと、そして共演者たちと一緒に映画づくりに参加できたことは名誉なことでした。チームの皆さんは才能豊かで、インスピレーションに満ちています。観客の皆様が牡丹のことを知り、彼女がどれほど愛を分かち合うのが好きかを知ってもらえたら嬉しいです。
『チャチャ』は10月11日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。