『#スージー・サーチ』で長編デビューを果たしたソフィー・カーグマン監督。その手腕は各国映画祭、海外メディアでも絶賛されている。
「いいね!」やフォロワー獲得に魅入られていくインフルエンサーと、それを欲する現代社会をブラックかつコミカルに描いた本作のメガホンをとったのは、本作が長編デビュー作となる新鋭ソフィー・カーグマン。
トロント国際映画祭でワールドプレミアされるや、「インスタントな名声と称賛を求めるSNS文化を鋭く風刺している」(movie web)、「人は有名になるためにどこまで過激になれるか?という現代的な問いを投げかける」(Josh at the Movies)と、同時代性を組み込んだ巧みな脚本と物語展開が大きな注目を集めた。
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カーグマン監督はこれまで役者として、サイモン・ベイカー主演の大人気TVシリーズ「メンタリスト」(12)や、『グリーン・ナイト』、『スラムドッグ$ミリオネア』で知られる俳優デヴ・パテルが監督を務めた短編「Home Shopper(原題)」(18)などに出演し、俳優としてのキャリアを築いてきた。
一方、映画監督としては本作の前身となる短編「Susie Searches(原題)」(20)でデビュー。同作では、監督・脚本を手掛け、さらには自ら主人公のスージー・ウォリスを演じた。続く、短編「Query(原題)」(20)にはジャスティス・スミスらが出演。同作はトライベッカ映画祭でワールドプレミア上映されると、繊細な会話劇から浮かび上がる普遍性のあるメッセージが絶賛され、短編ながら続編を望む声も出るほどの高い評価を受けた。
そして、満を持しての長編デビュー作となるのが本作。短編「Susie Searches」から大きく物語を膨らませ、主演に『ザ・フラッシュ』のカーシー・クレモンズ、共演に『ヘレディタリー/継承』のアレックス・ウルフを迎え、現代的なテーマをテンポ感のある映像表現とポップな色彩で描き出した。
スリリングに加速していく狂気に満ちた予測不能な脚本は、トロント国際映画祭だけでなく、パームスプリングス国際映画祭、サンタバーバラ国際映画祭など国内外で高い評価を受けた。
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遊び心のある映像表現とジェットコースターのような驚きのある展開の本作について、海外メディアも「ヒッチコックを彷彿とさせる秀逸なスリラー」(Los Angeles Times)、「魅力的でスリリング!驚きに満ちた結末が待っている」(Screen Rant)と、大絶賛している。
本作を製作するにあたり、撮影に入る前から映画全体をストーリーボードに起こし、エディターと綿密に打ち合わせをして撮影に臨んだというソフィー・カーグマン監督。「編集がどのようなものになるかある程度分かっていたので、現場ではとてもスムーズに撮影が進みました。遊び心のあるトランジションやカメラワーク、クイックカットは、すべて計算しつくされたものです」と、舞台裏をふり返る。
一方、映画で描かれるテーマについて、「『#スージー・サーチ』は、表面的にはダークなコメディタッチのスリラーですが、実際はインスタセレブリティに固執する現在の社会についての警告的な物語なのです」と、現代社会への痛烈なメッセージが込められていることを明かす。
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今回、そんなソフィー・カーグマン監督の手腕が光る新たな場面写真も解禁。車のルームミラー越しに鋭い目つきが映り込んでいるカット、そのほかにも驚愕の表情や、窓から何かを覗き込んでいるカットなど、予測不能な展開に期待が膨らむ主人公スージーの様々な様子が収められている。
『#スージー・サーチ』は8月9日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋 HUMAXシネマズほか全国にて順次公開。