社会現象を巻き起こした青春ボーイズラブ・ドラマ「セマンティックエラー」の劇場版『セマンティックエラー・ザ・ムービー』から、新たな場面写真とともに主演2人のコメントが到着した。
原作は、韓国電子書籍プラットフォームRIDIBOOKSで、2018年BL小説大賞を受賞した同名小説(すばる舎刊)。韓国動画配信サービス「WATCHA」で実写オリジナルドラマが制作されると一大シンドロームを巻き起こした。
日本公開では前編・後編の2部作構成となり、原作より代表的なエピソードを切り取ってオムニバス形式で描かれた短編アニメも同時上映。さらに【字幕版】と【吹替え版】という2パターンの上映形態があり、吹き替え声優は榎木淳弥と増田俊樹が務めている。
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本作で変わり者の秀才、チュ・サンウ役を熱演したパク・ジェチャンは、5人組K-POPアイドルグループ「DKZ」として日々活動。旧グループ名である「DONGKIZ」には「アジアから始まって、世界に伸びていく子どもたち」という意味が込められている。
ジェチャンはグループではメインラッパーを務め、楽曲の制作にも携わるなど屋台骨を担っている。さらに昨年は全曲の作詞作曲を自身で手掛けたアルバムでソロデビューを果たし、アジア各国をツアーで巡るなど、その人気は韓国国内にとどまることなくアジア中に轟いている。
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そんな彼が一躍ブレイクしたのが「セマンティックエラー」。こだわりが強い性格で、どこか浮世離れしていながらもジェヨンへの無自覚な恋心に翻弄され、どんどん人間らしさが出てくる“サンウ”を繊細に演じ、ふいに見せる笑顔にノックアウトされる人が続出した。
日本での公開に向け、ジェチャンは「舞台の上ではなく、映画館のスクリーンの中での演技でお目にかかることになり、照れくさい気持ちもありますが、多くのご関心をいただけますと嬉しいです」とコメント。
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そして、撮影を「寒すぎてセリフを言うと白い息が出た記憶があります。みんな一緒にストーブに集まって手と口を温めたのも、冬になるたび蘇ってくる思い出です。そんな風に感じられたのは、寒さも気にならないほど撮影現場の雰囲気がとてもよく、すごく楽しい現場だったからだと思います」とふり返っている。また、ジェチャンは、もし鑑賞を迷っているなら「10分、それ以上はダメです!!」とサンウのセリフを引用してアピールした。
ジェヨン役を務めたパク・ソハムからは映像でコメントが到着。彼は昨年12月まで兵役についており、ファンに向けて待望のメッセージとなる。ソハムも元々は「KNK(クナクン)」というグループのアイドル。デビュー前には「BTS」と共に練習生時代を過ごしたこともあり、交流が続いている。
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2021年にグループを脱退後には俳優活動を本格的にスタート、「セマエラ」のジェヨン役として、ソハム本人のカリスマ性と“学校イチのモテ男”という役がぴったりマッチし、はまり役と評判を呼んだ。解禁となった映像では、スーツ姿に身を包み、日本のファンに向けて感謝を伝えている。
さらに解禁となった場面写真は、ジェチャンの熱演光るサンウの何か言いたげな姿と、ジェヨンのクールさが際立つ1枚、サンウがジェヨンの怪我の手当てをして2人の距離が近づく瞬間を切り取った写真の計3枚となっている。
『セマンティックエラー・ザ・ムービー 前編』は全国にて公開中。
『セマンティックエラー・ザ・ムービー 後編』は1月26日(金)より全国にて公開。