役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』より本予告映像が解禁された。
東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた本作は、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞受賞のほか各国映画祭を席巻、米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表選出にも決定している。
先月より開催された第36回東京国際映画祭ではオープニング作品としてアジアプレミアが実施され、SNS上では、「完璧な作品」「素晴らしすぎて泣いてしまった」「見た日がパーフェクトデイになる」といった絶賛の感想が相次いでいる。
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そんな本作より、日本版本予告映像が解禁。映像は、竹箒で地面を掃く音が聞こえてくる中、いつもの朝を迎えたことを悟った主人公・平山の日常から始まる。布団を畳み、ドアを開けて空を見上げ、アパートの前にある自販機で缶コーヒーを買う。なんてことの無い毎日のルーティーンだ。
「この世界は、ほんとはたくさんの世界がある。つながっているようにみえても、つながっていない世界がある」というセリフを背に、平山はいくつもの風変わりなトイレを清掃してまわる。全編に流れているルー・リードの「PERFECT DAY」が盛り上がりを見せるとき、平山は一日を終え、薄い布団に寝そべり、小さな明かりで文庫本を読み耽るのだった…。
キャッチコピーの「こんなふうに生きていけたなら」とともに、歌詞にもある「Oh, it’s such a perfect day」を体現するような予告編に仕上がっている。
また映像には、「詩情漂う傑作」(tagesschau)や「ヴィム・ヴェンダース監督の美しい禅の精神が再び現れた」(PREMIERE)、「ほとんどの時間を無言の演技で支配している 魅惑的で優雅な役所広司の演技」(DEADLINE)といった世界中の海外メディアによる本作のレビューが映し出されており、ドイツの名匠が捉えた日本を舞台にした新たな名作が世界中で受け入れられていることを裏付ける。
さらに、11月3日(金・祝)からは、ムビチケ前売り券の発売も開始されている。
『PERFECT DAYS』は12月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。