6月オープン予定の「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」の巨大な魔法省のセットが公開された。
面積は900平方メートルを超え、壁の高さは9メートル以上という、この壮麗な巨大セットは、映画シリーズの製作に参加したイギリスのクリエイターたちによって、心を込めて手作業で作られ、そして慎重に運搬され、東京で見事に作り上げられた。
撮影時、ダニエル・ラドクリフのお気に入りだった魔法省のセット。劇中では、魔法省の職員たちが通勤するのに電話ボックスやトイレ、または巨大な暖炉のいずれかからフルーパウダー(煙突飛行粉)を使って移動した。「スタジオツアー東京」では、魔法省の職員たちと同じように、暖炉の一つに入り、スモークや照明効果によってフルーパウダーを体中に振りかける、魔法のような体験の写真や動画を撮影することができるという。
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デザインは、ビクトリア朝建築にインスピレーションを得たもので、ラッカー塗装が施された木材でできた何千枚もの緑と赤のタイルが張り巡らされており、完成までに何か月もかかった。
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『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』でハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法省の職員に扮して潜入する場面に登場したセット。このセットには、大理石の柱の上に乗る魔女と魔法使いの重さに押しつぶされるマグルたちを描いた象徴的な「魔法は力なり(Magic is Might)」の像がある。この像は、死喰い人たちが魔法省を制圧した後に設置されたもので、彼らのマグルに対する見方を表しているのだ。
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また、魔法省のセット完成記念イベントが行われ、LiLiCo&加藤諒がトークを繰り広げた。LiLiCoさんは「スケールも大きくリアルで、映画制作に携わった方が作り上げたクオリティーに言葉にできないほど感動しました。ファンだけでなく、すべての人がここにくれば作品を見たくなるほど圧倒されると思います」と感想を語り、加藤さんも「印象的なシーンの多い魔法省ですが、細かく作り上げられていて、1つ1つのお部屋(オフィス)にも個性があって本当に感動しました」とコメントした。
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「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は6月16日(金)オープン。