俳優で活動家のテオ・ウィルソンが歴史的に重大な出来事を徹底解明するドキュメンタリーシリーズ「アイ・ワズ・ゼア その時何が起こったか?」より、本編映像が解禁された。
本作は、リンカーン暗殺から原発事故まで、歴史上に残る未曽有の事故や事件を、圧倒的なCG映像で徹底再現し、当事者の目線から出来事の真実を明らかにするドキュメンタリー作品。
米軍史上初のアフリカ系アメリカ人の航空部隊“タスキギー・エアメン”部員の孫であり、歴史に情熱を持った俳優で活動家のテオ・ウィルソンが、世界で最も衝撃的な出来事をテーマに据えて、オリジナルのアーカイブ資料、専門家の証言、そしてCGI技術を駆使し、それらが実際にどのように展開したのかを解き明かし、過去へいざなう。
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この度解禁となったのは、新予告編映像とチェルノブイリ原発事故の緊迫の様子をとらえた本編映像。
本編映像は、1986年のチョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所が爆発した直後の施設内から始まる。爆発の影響で漏れ出た放射性物質がコンクリートを突き破りながら流れ出し、貯水槽に到達すると大規模な水蒸気爆発が起こってしまう。もし爆発するとヨーロッパ全土に放射能汚染が広がり100年は居住不可能になるという地球規模の危機的場面だ。
そこに貯水槽の水を抜くために集まった有志の作業員3名が、汚染されつくされている建物内の排水弁を捜索している様子が映し出される。これがパニック映画ではなく実際に当時起こったことだとはとても信じがたい。再現映像では番組ホストであるテオ・ウィルソンが本当にその場にいるかのような演出がされており、視聴者はまさに現場に居合わせた当事者のような感覚となる。
この手法こそが当番組の最大の特徴。さらに映像が進んでいくと、時はさかのぼり、1957年のソ連のマヤーク核施設での爆発事故が紹介される。なんとチェルノブイリの事故から約30年も前にも、甚大な被害を及ぼした放射能漏れ事故をソ連は経験していたのだ。
しかし政府がこれを隠蔽し、長らくその情報は世界に知られることは無かった、と有識者は言及する。もしこの事故を公表し、教訓としてより安全な対策マニュアルを採用していたら、チェルノブイリの事故は起こりえなかったかもしれない…。
テオ・ウィルソンとともに、歴史の目撃者となったような緊迫感のある本編映像となっている。
「アイ・ワズ・ゼア その時何が起こったか?」は4月1日(土)よりU-NEXT、4月7日(金)よりAmazonプライムビデオ、4月14日(金)よりHulu、Rakuten TVにて配信開始(全12話)。