小芝風花が主演する、ラジオを舞台にしたコメディドラマ「波よ聞いてくれ」がこの春、テレビ朝日金曜ナイトドラマ枠にて放送される。
本作は、「無限の住人」で知られる沙村広明による、「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画のドラマ化。2020年の「マンガ大賞」で第4位にランクイン、地上波でアニメ化もされた。
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小芝さんが演じるのは、スープカレー店でアルバイトをする主人公・鼓田ミナレ。彼氏にフラれ、金もだまし取られ、やけ酒を飲んでは見ず知らずの男に愚痴をこぼす。そして、泥酔して記憶をなくすという、超絶やさぐれ女という役どころだ。
そんな失恋トークをかました見ず知らずの男が、実は地元ラジオ局のチーフディレクターで、素質を見出されたミナレは、深夜のラジオで冠番組を持つことになり、やがてラジオパーソナリティーとして開花していく。
コメディエンヌとしての才能を発揮した「トクサツガガガ」、「妖怪シェアハウス」シリーズ、「彼女はキレイだった」などで活躍してきた小芝さんだが、ここまでの破天荒で型破りなキャラクターは初めて。小芝さんは「最初お話をいただいた時は、私自身とミナレという人物がかけ離れている印象だったので、『この役を私が演じるんだ!?』と驚きました」と話す。
また役柄に合わせて、人生初となる地毛を金髪にして挑むことになり、見た目からイメージを一新。「最初にこのお話をいただいた際に、この役に挑むなら絶対に金髪にしたいと思ったんです!なので、マネージャーには自ら『私、今回金髪できますか!?』ってすぐに確認したんです(笑)。ただ、初めて地毛を金髪にして鏡を見た時は、『え、似合わないかも…』と思ってしまったんですけど(笑)、髪の毛をセットしていただいたり、強めのメイクをしていただいたり、おしゃれな衣装を用意していただいたり、今回はカラコンも付けたりと、ヘアメイクやファッションなどいろいろ相談しながら、皆さんのおかげでちゃんと鼓田ミナレのビジュアルを作っていただけました。トータルすると新しい自分になれた気がして、今はワクワクしています!」とイメージチェンジした感想を語る。
ミナレがラジオパーソナリティーを担当することになるのは、深夜に放送される冠番組「波よ聞いてくれ」。ラジオを通じて元カレへの復讐劇(!?)や、幽霊が現れる部屋への突撃レポート、ストーカーへの公開生説教など、毎回内容が異なる刺激MAXのぶっ飛び企画を続々とオンエアしていく。ラジオ制作の裏側も垣間見えると同時に、ラジオ番組にかける制作スタッフの熱い思いや葛藤、さらには駆け引きなど泥臭くも熱い一面もつぶさに描いていくという。
脚本を手掛けるのは、「LIAR GAME」「メイちゃんの執事」など実写化を成功させてきた古家和尚。演出は、バカリズム脚本作品でタッグを組み、新しいコメディーの形に挑んできた住田崇が手掛ける。
なお、主演が決まった小芝さんに、沙村さんから描き下ろしイラストのサプライズも到着。原作のミナレと小芝さん扮するミナレが、イラストの中で共演している。
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「波よ聞いてくれ」は4月、毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送予定(※一部地域で放送時間が異なる)。