パク・ソジュンに、Peakboy、チェ・ウシク、パク・ヒョンシク、BTS V。
韓国ドラマ・映画を追っている方や「BTS」のファン(ARMY)なら、この名前の並びに大いにときめくことだろう。韓国では「ウガファミリー」や「ウガウガ会」としてお馴染みの、韓国エンタメ界きっての仲良し“リア友”グループ5人組。彼らが3泊4日の旅に出るトラベルリアリティショー「IN THE SOOP フレンドケーション」がディズニープラスの「スター」で配信され、大反響を呼んでいる。
日頃は韓国を代表するトップ俳優やトップアーティストとして活躍する、もはや“家族”以上の5人が、まるで学生の修学旅行のような乗りで釣りやキャンプファイヤー、アイススケートなどを満喫し、素顔で笑い合う姿は、なぜかこちらまで癒される時間となっている。
「IN THE SOOP」は、これまで「BTS」や「SEVENTEEN」が忙しい日常を忘れて休息旅行をしてきたリアルバラエティショー。そのスピンオフバージョンとなる本番組は、この5人の親友たちの3年ぶりの友情旅行をカメラが収めていく。大の大人たち5人がお揃いの部屋着とパジャマに身を包み、それぞれ役割分担をもって自炊したり、キャンプファイヤーを囲んだりしながら、本気で遊びに興じるのだ。
そもそも彼らの友情は2018年、パク・ソジュンが青春ロマンス時代劇「花郎<ファラン>」(16-17/ディズニープラス「スター」で配信中)で共演したパク・ヒョンシクとBTS Vに、高校時代の同級生でプロデューサー兼シンガーソングライターであるPeakboy(ピークボーイ)と、過去に共演して友人だった『パラサイト 半地下の家族』「その年、私たちは」のチェ・ウシクを紹介し、意気投合したことで始まった。
まずは1人1人のキャリアや交流を、彼らの言葉とともに紹介しておこう。
パク・ソジュン
ウガファミリーのメンバーはソジュンを、精神的に頼れる、“父親”のような存在だと言う。1988年12月16日生まれ、現在33歳。「梨泰院クラス」で主演を務めて世界的にブレイク、CM出演やモデル活動なども活発で、マーベル映画『ザ・マーベルズ/The Marvels』(原題/2023年6月全米公開予定)にも出演が決まっている。演技力や身体能力の高さのみならず、人なつこい笑顔や朗らかな性格も魅力だ。
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映画『ミッドナイト・ランナー』ほか、「魔女の恋愛」「キルミー・ヒールミー」「彼女はキレイだった」に「サム・マイウェイ~恋の一発逆転!~」「キム秘書はいったい、なぜ?」とヒットドラマを牽引し、ロマコメ神と呼ばれるほどに。最新映画『DREAM』(原題)ではIUことイ・ジウンと共演した。
食バラエティ「ユン食堂」シーズン2では料理や給仕で活躍しただけに、今回の友情旅行中も仲間のためにその腕前をいかんなく発揮する。同作の民泊Ver.の「ユン ステイ」にはチェ・ウシクも出演していた。
Peakboy
陽気でオープンでマイペースな、まるで“末娘”みたいな存在。1989年5月27日生まれの33歳。ラッパーでシンガーソングライター、プロデューサーでもある。番組中にソジュンが語ったところによれば、中学生のころから知り合いだという。
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「BTS」YouTubeチャンネル「BANGTANTV」にて2020年のクリスマスに公開されたVの「Snow Flower」をプロデュース、そのときのVは「アーティストだった。カッコよかった」とふり返っており、第3話のカラオケシーンでも披露している。
また、2021年7月に発表した自身の「GYOPO HAIRSTYLE」MVにはパク・ソジュン、V、チェ・ウシク、パク・ヒョンシクとウガファミリーが特別出演した。
チェ・ウシク
弟たちを引っ張っていく“長男”。だけど人見知りで、若干、天然で不器用なところがある。1990年3月26日生まれ、韓国系カナダ人の32歳。世界中でヒットした『新感染 ファイナル・エクスプレス』や米アカデミー賞作品賞『パラサイト 半地下の家族』などに出演。
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ソジュンとはドラマ「シットコム ファミリー」(2012)で出会い、「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」では勝ち組人生を送るエリートの同級生役でソジュンの恋のライバルとなった。ソジュンの主演映画『ディヴァイン・フューリー/使者』でも共演し、『パラサイト』にはソジュンが友情出演した。旅行中に見られる“眠るウシクを撮るソジュン”の構図は、「ユン食堂」ナ・ヨンソクPDによるバラエティ番組「ホームバカンス」(原題:夏休み)にも登場していた。
また、「サム、マイウェイ」の劇中にも「かわいい」じゃなくて「カッコいい」と言われたい、といったセリフが登場しており、最近の彼の目標であるらしい。
パク・ヒョンシク
ウガファミリーの“お母さん”的存在。優しくて世話好きで、包容力があり、船釣りの前にはみんなの耳の下に“酔い止め薬”を貼ってあげる姿も。1991年11月16日生まれの30歳。ハン・ソヒと共演したミュージックロマンスドラマ「サウンドトラック#1」(ディズニープラス 「スター」で独占配信中)の最終話配信時には、Vが「なぜ4回(しかない)」と涙の絵文字と共にコメントし、残念がったことも。同作にはソジュンがCMしている韓国餃子もさりげなく登場していた。
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2010年にデビューした9人組アイドルグループ「ZE:A(ゼア)」のメインボーカルだが、現在は「相続者たち」「SUITS スーツ 運命の選択」「力の強い女ト・ボンスン」「ハピネス」(原題)といったドラマや長編映画『8番目の男』で俳優としてお馴染みだろう。今年は短編『二つの光』も日本公開された。「花郎」ではソジュン演じるソヌと王権争いの運命に巻き込まれ、三角関係を繰り広げるジディを演じていた。
第3話ではその美声を初めて聴いたという方も多いのでは? Vとの贅沢なカラオケデュエットも話題となっているが、オープニングテーマにもVとヒョンシクの歌声が聞こえ、その詳細が待たれるところ。
BTS V
いわずと知れたグローバルスーパースター「BTS」のテテことV(キム・テヒョン)。1995年12月30日生まれ、現在27歳。「BTS」ではジミンと“クオズ”(95年生まれのこと)として知られているが、ウガファミリーでは「聞き分けのない“末っ子”」と兄貴たちから評されている。ウガファミリーは長身揃いのため、179cmのVが小柄に見えてしまうのも末っ子感がある。
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「花郎」の撮影中は、初演技・初ドラマとなったVにソジュンが親身にアドバイスをしていたという。ウガファミリーという言葉も「私たち(ウリ)は家族(カジョク)なのかな?」と言った彼の言葉から取られたものだとか。
本番組中でVが話したように、ウガファミリー5人揃っての旅行は3年前、ヒョンシクの入隊直前以来。今回の旅行も、除隊したばかりのヒョンシクのためとVは明かしている。Vの発案で急きょ決まったらしい3泊4日の旅。兄貴(ヒョン)たちが「Vの情けない姿を見せても大丈夫?」と心配を寄せる中でも、「僕に任せて」「とにかくベストを尽くそう」と相当思い入れがあることもわかり、それに従うしかない兄貴たちがまた愛おしい。
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