「セックス・エデュケーション」から、また新たなスターが誕生した。主人公オーティスの親友エリック役を演じているンクーティ・ガトワ(29)が、イギリスの国民的ドラマ「ドクター・フー」の主役を射止め、14代目の「ドクター」に就任したのだ。放送局のBBCが発表した。
同ドラマは1963年にスタートした長寿SFドラマで、過去にドクターを演じた俳優にはジョン・ハート、クリストファー・エクルストン、デヴィッド・テナント、ピーター・カパルディ、マット・スミスらがいる。
ンクーティは、「とても光栄なことで、大興奮しています。それに、もちろんちょっと怖くもあります」と今回のキャスティングに率直な気持ちを語っている。
2020年、ホームレスの人の社会的自立を応援する雑誌「ビッグイシュー」に寄稿したンクーティ。「25歳でお金も仕事もないことが、自分の価値観に影響を与えました」とつづり、「セックス・エデュケーション」でエリック役をつかむ前にホームレスを経験したことを明かしている。「不合格には耐えられなくなりました。オーディションは、ただの俳優の仕事というわけではなく、命綱だったのです」。
そして「セックス・エデュケーション」でめでたくブレイク。「ドクター」役を演じるほどに俳優として成長&成功した。同ドラマからはオリヴィア役のシモーヌ・アシュリーが「ブリジャートン家」シーズン2のメインキャストに、また、メイヴ役のエマ・マッキーが実写版『バービー』でマーゴット・ロビーの共演者に抜擢され、スターを輩出している。