ロシアによるウクライナ侵攻を受け、複数の大手映画会社がロシアでの映画公開を一時的に中止とする動きが出ている。
ディズニーは「ウクライナへのいわれのない侵攻、悲劇的な人道的危機を受け、私たちはロシアの劇場でピクサーの『私ときどきレッサーパンダ』を含む新作の公開を一時中止します」と声明を発表。今後については「状況の変化に応じて決める」という。「拡大する難民危機を考慮し、わが社のNGOパートナーと緊急支援や他の人道支援を難民に提供できるよう、動いています」と報告もしている。
ディズニーの声明発表から数時間後、ワーナー・ブラザースも「ウクライナで起きている人道的危機の観点から、ワーナーメディアはロシアでの『THE BATMAN -ザ・バットマン-』の公開を一時中止します。今後の動向を注視していきます。この惨事が迅速に、平和的に解決されることを望みます」とディズニーに追随。
さらにソニー・ピクチャーズも続いた。「ウクライナで進行中の軍事行動、結果として生じている不確実性、その地域で起きている人道的危機を考慮し、私たちは『モービウス』を含むロシアで予定していた作品の公開を一時中止します。私たちの思いや祈りは、影響を受けている方々とともにあります。この危機が迅速に解決されることを願います」。