スティーブン・スピルバーグ監督が、「ロミオとジュリオット」をモチーフにした伝説のミュージカルを念願の映画化した『ウエスト・サイド・ストーリー』。本作のヒロイン・マリア役で3万人のオーディションから抜擢されたのは、俳優、歌手、Youtuberとして幅広い活動をする期待の新星レイチェル・ゼグラー。
彼女はマリアのキャラクター性について共感することが多いと明かし、特に現代の若者と変わらない自由奔放さを持ちながら、信じたことには真っすぐな性格が理由であると語った。
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レイチェル・ゼグラーは、本作でハリウッド映画デビューを果たし、今後『シャザム!』の続編『Shazam! Fury of the Gods』(原題)、ディズニー実写版『白雪姫』などの話題作に出演予定の若手俳優である。そんな彼女が本作で演じるマリアは、夢と希望を胸にニューヨークへやってきたプエルトリコ系移民の女性。新しい生活に胸を躍らせながら兄と一緒にダンスパーティーに行き、そこで対立するグループの元リーダー・トニー(アンセル・エルゴート)と禁断の恋に落ちてしまう。
レイチェルはそんな同世代のヒロインについて「マリアはとても若くて、ナイーブで今の10代の子と同じように思いつきで発言します。でも、一方で成熟した面もあって、とても勇敢で、自分が信じたことは兄であっても、あのトニーであっても抵抗して意見をはっきり言います。彼女は自分がプエルトリコ人であることや自身の人生にとても誇りを持っています。それが私の中でとても重要でした」と、マリアは現代の女の子と同じように様々なことを考え、行動していると明かし、その一方で彼女の芯のある誇り高い女性の一面に深く共感したことを明かした。
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さらに、演じている中でマリアから感銘を受けたことについて「彼女の“逆境を乗り越える力”には感動しました。映画の最後には、観る者全員、彼女が困難から立ち上がり、歩き始めるのを見ることになります。前進し続ける彼女は本当に美しいと思います」とトニーとの禁断の恋の行方、2つの対立するグループの抗争など、様々な困難に立ち向かう姿に胸を打たれたと告白。
スピルバーグ監督が「50年代に起きたことと、今起きていることにはとても多くの類似点があります。それは、『WSS』を、世界中の観客にとって、とても身近なものに感じさせると思います」と語るように、約60年前の時代設定としても現代の私たちが思わず共感を寄せるキャラクターが劇中には存在しているといえる。
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『ウエスト・サイド・ストーリー』は2月11日(金)より全国にて公開。