「SK-II STUDIO」の映像は1再生ごとに1ドル(本年の拠出額50万ドルを上限)を、運命を変えようと踏み出す女性たちへの様々な支援に当てる「#CHANGEDESTINY資金」も始動させている。
美の“固定観念”から解き放たれる姿を描く―「VSルール」
競技以外の場でも、容姿の美しさや、前時代的な価値観、様々なプレッシャーと対峙する6組の女性アスリートたちの実体験を基に、フィルムスタジオ「SK-II STUDIO」が制作した新シリーズ「VSルール」。取り上げられたテーマは6つ。
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体操のシモーン・バイルス選手によるVSアンチ(SNS上での誹謗中傷)、オリンピックで2つのメダルを獲得している卓球の石川佳純選手によるVSプレッシャー(周囲からの圧力から芽生える自分への疑い)、世界記録を持つ競泳の劉翔(リウ・シアン)選手によるVSルックス(外見偏重による決めつけ)、サーフィンの前田マヒナ選手によるVSルール(美しさのルール)、バレーボール女子日本代表火の鳥NIPPON によるVSリミット(人から決めつけられた限界)、そしてオリンピック金メダリストのバドミントンダブルス髙橋礼華氏と松友美佐紀選手によるVSマシーン(完璧さを追求するがゆえに立ちはだかる困難)だ。
運命を切り拓くために倒さねばならない内なる敵たちは怪獣の姿をして登場。女性アスリートたちが怪獣に打ち勝ち、まさに#CHANGEDESTINYを体現していく様を通して、真の美しき勇者たちと出会うことが出来る。
2021年5月1日に全世界公開された「VSシリーズ」の中でも、反響が大きかったのが、サーファーである前田マヒナ選手の動画「VSルール」だ。
そこで表現されているのは、既存のルールに縛られることで自分らしさが損なわれることへの大きな葛藤。「伝統的なルールがおしつけに感じられることもある」と前田選手は語る。
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社会の中で、長年女性たちが当たり前だと思わされてきたこと、暗黙の了解、不文律、悪しき伝統などに疑問を投げかけ、「こうあるべき」という誰かの理想像ではなく、自らの選択で自分らしい人生を歩むことの大切さを訴えかけているのだ。それは、トップアスリートに限らず、生きづらさを感じているすべての女性たちに響くテーマといえるだろう。
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事実、SNSでは「素晴らしすぎる。どれも秀逸で感動しました」といった声とともに、「前田マヒナさんの回が一番好きだった。『美しくなるにはルールがあるのです(目立たない等)。従えばあなたも美しくなれます』という親や世間の声に、女性は幼い頃から曝されているから」といった感想も寄せられた。葛藤する姿は、悩んでいるのは自分だけではないと気づかせてくれ、壁を乗り越え自分に従い体ひとつで海という大自然に挑む勇敢な姿は、運命を変えるための勇気をくれる。特に「VSルール」というテーマが持つ普遍性が、女性たちの心を大きく揺さぶるのかもしれない。
前田選手は、「VSルール」で描かれたプレッシャーについてこう語っている。
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「私が感じていたプレッシャーはビューティー・見た目のことと、自分のカルチャーのことです。私はハワイ生まれで、でもバックグラウンドは日本なので、すごく自分の中で迷いがあった時期がありました。自分がどこに属するのか中途半端になってしまって、まっすぐ進めないこともいっぱいありました」。
そんな彼女の運命を変えた瞬間の一つ目が、サーフィンを始めた時だという。「周りの子供たちがまだ海を怖がっていたりする中、私はサーフィンを始めた瞬間に『サーファーになりたい』『ワールドチャンピオンになりたい』と思いました」。
そして意外にも、「二つ目は、サーフィンもビューティー・見た目も自分のカルチャーも嫌になって、何もかもうまくいかなかったスランプの時期」だと話す。
「その時に『自分がどうしたいのか』がはっきり分かった瞬間があって、4歳の時に抱いた『ワールドチャンピオンになりたい』という夢を思い出して、自分を変えることができました」
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上手くいかない時にこそ、自分と向き合うことで#CHANGEDESTINYのきっかけを手にした前田選手。多くの女性たちが彼女の強さと美しさに共感するのも納得だ。
そんな前田選手が「VSルール」の中でお気に入りなのがアニメ表現だ。「アニメと実写が合わさって、コントラストになっているのがよかったです。着物も着たことがなかったので、それをアニメで描いてくれているのも嬉しかったです。着物で私のヘリテイジ、波で私の好きなものを表現してくれていて、それらが一緒に描かれているのは素敵でした」
前田マヒナ選手が、自分らしく人生を歩み始めるその瞬間を、ぜひ「VSルール」で目撃し、あなたも勇気をもらって欲しい。
6つの物語に世界のクリエーターが共鳴
「VSシリーズ」の見どころは、6組のアスリートたちが、6つのテーマに挑む感動の物語だけではない。「#CHANGEDESTINY」の理念に共鳴した世界の名だたるクリエーターが参加したパワフルな映像も見物だ。前田マヒナ選手の「VSルール」を手がけたのはNetflixの話題作「ストレンジャー・シングス 未知の世界」や「ゲーム・オブ・スローンズ」「MAD MEN マッドメン」などで知られるハリウッドの制作スタジオ「Imaginary Forces」。前田選手の肖像画を手がけた日本画家・池永康晟の美人画にインスパイアされた世界観は圧倒的だ。
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また、本作のバックストーリーを知ることができる「SK-II City」も必見。キャラクターデザイン、背景デザイン、コンセプトが映像になるまでのストーリーボード、KAIJYU(怪獣)のデザインなど制作の過程を垣間見ることができ、作品の魅力をいっそう強く体感することができる。
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担当したアラン・ウィリアムズ監督はこう語る。
「この作品を制作するうえでの課題は、松友ペア(「VSマシーン」)やマヒナ選手だけでなく、すべての女性が様々なプレッシャーを常に受けているということを理解することでした。そして、このプレッシャーがある種当たり前になっていることから、新しい視点で見てもらえるように、そして感じ取ってもらえるような方法で表現しました」
こんな力強い理解者を得て、前田選手の体験はパワフルな映像作品に結実したのだ。
「美しさとは、自分の心に従うこと。
人に決めてもらうものじゃない。
何が美しいか、自分のルールは自分で決める」
最後に放たれるのが、このメッセージだ。この言葉が象徴する前田マヒナ選手の精神こそまさに、SK-IIの信念である#CHANGEDESTINYそのものだと言えるだろう。
「SK-II City」で「VSルール」を見る
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<提供:P&G プレステージ合同会社>