ジャンルは違えども、ボーカリストやパフォーマーとして同じように厳しいオーディションを経験してきた「GENERATIONS」や「THE RAMPAGE」のメンバーは格闘家の金の卵=“DREAMERS”たちを見守り、ときに自らの経験から湧き出た言葉で彼らの背中を押している。
RIKU:「泣くのは早い。明日がある」
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200通を超える応募の中から書類審査をクリアした52名が1次オーディションに参加、そのうち辞退者を除く17名が、2次オーディションとなる2泊3日のサバイバル合宿に臨んだ。
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第3話では、1次オーディションでそのスター性が注目を集めた参加最年少の鈴木崇矢が同じ対戦相手に2度目の負けを喫し、涙が止まらなくなった場面があった。そんな鈴木に、「THE RAMPAGE」のボーカル・RIKUさんが言葉をかけた。続けて「みんな人生かけてやってるから。泣いた気持ちを忘れたらあかんわ」と元気づけたことで、鈴木は涙を拭き、残りの合宿に食らいつくことができたのだ。
岡見ヘッドコーチ:「覚悟なんて簡単に自分のことを裏切るから」
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同じく第3話、合宿2日目の夜。「THE RAMPAGE」が見守る中、総監督・高谷裕之、ヘッドコーチ・岡見勇信から脱落候補者が1人ずつ呼び出され、それぞれが練習不足や実力不足、準備不足を次々と指摘されていく。
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その中で、初日のランから周回遅れとなった高校ラグビー全国制覇の経験者・八木敬志が喝を入れられたシーンでの岡見氏の発言。この後に「1番大事なのは準備」という言葉が続けられる。世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」で日本人として初めてタイトルに挑んだ実績を持ち、世界を知る岡見氏だからこそ参加者に伝えることができる重みのある言葉だ。
LIKIYA:「この経験は絶対に何にでも生きてくる」
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2泊3日に及んだ合宿の最後の夜。第5話では17名の“DREAMERS”から脱落者の発表がなされた。合否とその理由が高谷総監督から告げられる中、脱落し、涙を流しているボクシングU-15全国優勝経験を持つ阿部隼人に「THE RAMPAGE」LIKIYAさんがかけたのがこの言葉。
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「本当は『EXILE』になりたかった」というLIKIYAさんは自身のオーディションを振り返り、「すごく辛い日々ではあったけど、辛かったことを常に思うことでそれを超えていこうって想いが強く宿っていくと思うから、これが終わりじゃなくスタートだと思って」と励ました。
数原龍友:「自分だけの夢じゃなくなってくる」
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同じく第5話で脱落者が発表され、脱落者がその場を去った後のシーン。12名の“DREAMERS”が最終オーディションに勝ち残ったとき、合格者たちに向けて数原さんが伝えた言葉。
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「1つだけオーディション経験者としてお伝えしておきたい」と話し始めた数原さんは、「脱落した者たちの想いも感じてもらいたい」と自分の経験と重ねながら、勝ち残った人間として “夢を託された”責任を参加者たちは胸に留めてほしいと切々と伝える姿が印象的。
関口メンディー:「モチベーションって何事でも一番重要だと思う」
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最終オーディションでは、残った“DREAMERS”がドラフト会議により「GENERATIONS」チームと「THE RAMPAGE」チームに分散。そして第7話では芸能界の第一線で活躍する彼らが“DREAMERS”を完全プロデュースした。
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高校アマチュアボクサー6冠・宇佐美正パトリックと極真空手歴10年を誇る山内渉は数原さん行きつけのバーバーショップに。特に山内は、実力は申し分ないものの「アピールしろ。印象に残らないと」と高谷総監督からも言われていた存在。メンディーさんは数原さんと、自分たちの経験から"華"のある選手になるための重要性について語り合った。自分自身に気合いを入れ、相手に「手ごわそうだ」と思わせるためにも肝心なのだ。
「格闘DREAMERS」はABEMAビデオにて配信中(一部ABEMAプレミアムにて配信)。
最終話は5月15日(土)20時30分~配信(1時間30分スペシャル)。