新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年は開催中止となったファッションの祭典「メットガラ」。例年、5月の第一月曜日にニューヨークのメトロポリタン美術館で行われてきたが、今年は9月13日に開催が決定している。このたび、今年の「メットガラ」の共同議長にティモシー・シャラメ、ビリー・アイリッシュ、詩人のアマンダ・ゴーマン、大坂なおみが就任したことが明らかになった。発表した主催者のコスチューム・インスティテュートは、ティモシーについて「『君の名前で僕を呼んで』で主演を務めて以来、ファッションにおいて影響力のある男性となりました。ストリートウェアを予期せぬ形でミックスさせ、スタイリストをつけず、アヴァンギャルドなブランドを取り入れながら他の人たちとの違いを際立てています」とべた褒め。大坂さんについては、「テニスコートの中でも外でも印象的でカラフルな服装を好む彼女は、デザイナーのミューズであり、ベストドレッサーのアスリートの一人です」と紹介している。名誉議長はトム・フォード、アナ・ウィンター、インスタグラムのトップのアダム・モッセーリ氏。また、今年のテーマには「In America: A Lexicon of Fashion」(直訳は「アメリカ:ファッションの語彙目録」)が設定され、テーマに沿った展覧会が9月18日にスタートする。今年は来年5月2日に開催予定のメットガラと2部構成となり、どちらもアメリカを共通テーマとしたものになる。